携帯電話機事業からの三菱電機の撤退
今日はちょっといつもとは違って、電機業界について私が感じていることをお話ししたいと思います。
この業界は従来から「総合家電」ということで、それぞれのメーカーが数多くの製品を手がけていて、そのことがかえって強みにならずに弱みになっているのではないか、もう少し再編が必要じゃないかということがしきりに言われてきました。
しかし、最近は「選択と集中」という動きがかなりはっきりとしてきたように思います。
最近報じられたニュースでも、東芝が次世代DVDから撤退する、パイオニアがプラズマテレビのパネル製造から撤退する、そして、ソニーがシャープと組んで液晶のパネルを製造、従来サムソンと組んでいたわけですがシャープとも組む、そういった形の様々な新しい動きが出てきました。
国際競争力という観点から見ると、例えば韓国のサムソンを筆頭に、液晶でも台湾のメーカーの力も大変強くなっていますから、選択と集中というのは避けられない、そういう流れだなと思っています。
しかし、そういう中で、少し私が個人的にショックを受けたのは、三菱電機が携帯電話機事業から撤退することです。
実は、いま私が持っている携帯電話は三菱電機製です。薄型で軽くて結構気に入って使っていますが、これからは新製品が出てこないということです。
考えてみれば、携帯電話が20年ほど前から始まり、最初は電池が大きくて弁当箱ぐらいの大きさだったと思いますが、私自身も多分6機種か7機種ぐらい買い替えていると思います。
その中で三菱電機は2台目で、割と私自身も気に入って使っていましたので、今回のことはショックです。
ただ、シェアから言うと国内でも10番目で、国際的な展開もできていないということでは、選択と集中という流れの中ではやむを得ない選択だったのかもしれません。
私の希望としては、折りたたみ式ではないこういうフラットな携帯電話を三菱電機に代わってどこかが作ってくれるとありがたいなと思っています。
コメントを返す