中川財務相の辞任――麻生総理の任命責任は極めて重い
中川昭一財務大臣(兼金融担当大臣)が辞任することになりました。当然のことだと思います。
財務大臣といえば、いま経済・金融危機の中で、極めて重要な大きな責任を負う大臣ですし、先のG7会合でも各国の財務大臣と中央銀行総裁が集まって、世界恐慌の再来とならないために真剣に話し合ったはずです。そういう場、その直後の記者会見であの失態をさらしたわけです。
ただ、私は中川大臣にも大変問題があると思いますが、それを任命した麻生総理はその責任をより厳しく批判されるべき、追及されるべきだと思います。
中川大臣に関しては、財務大臣になる前から、農林水産大臣や経済産業大臣のときにも国会答弁で問題になったり、様々なことが言われてきたわけで、この経済・金融危機のときに財務大臣を誰にするかということは、よほど智恵をしぼり、そして内閣の命運を決するような重要な人事だったはずです。
それを、そういった様々なことがささやかれてきた中川さんを任命した責任は極めて重いと言わざるを得ないと思います。麻生総理はその辺をどのように説明されるでしょうか。総理ご自身の進退にも関わる話ではないかと思っています。
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