共産党との党首会談-是々非々で協力できるところは協力
昨日、共産党の志位さん、市田さんと、鳩山代表、私が会って、これからのことについて話し合いをしました。
結論的には、「建設的な野党」として、是々非々の姿勢で臨む。完全に対立するという存在ではなくて、協力できるものはしていきたいという共産党のお考え、それに対して、我々も政策を実現していくなかで、同じ方向性を持ったもの――これは実はかなりあるわけで――同じ野党としてやってきて、雇用の問題、生活に関わるもの、そういうものについては、共通の方向性を持ったものがかなりありますので、そういうことについては、ご協力もいただきたいということです。
もちろん、基本的な政策の中で異なるところもたくさんあるわけですが、いずれにしても、是々非々の形で、しっかりとした国会での審議などを是非お願いしたいということで、会談をさせていただきました。
むしろ共産党のほうから、そういった会談を行い、意見交換をしたいというお話でありましたので、3党連立の協議をしている間は控えて、3党連立がなったことを待って、党首会談を行わせていただきました。
共産党というのはなかなか手ごわい存在ではありますが、しかし、志位さんの議論などを聞いていると、非常に参考になる教えられるところもありますし、筋を通す議論を展開されていますので、もちろん、いろんな面で対立するところもあると思いますが、協力できるところはしっかり協力していきたいと思っています。
先日、公明党の新しい代表になった山口那津男さんも来られて、井上義久幹事長ともどもご挨拶に来られました。井上さん、山口さん、お2人とも私も当選同期ということで、昔から親しくさせていただいてきた2人です。
非常に良識のある山口-井上ラインで――もちろん、いままでの太田さん、北側さんもよかったのですが――与党と野党ということになりますけれども、これもまた子育て支援とか環境とか、そういった面では非常に似た政策をいままでも主張したわけですので、いろんな面で、是々非々でやっていただきたい。
もちろん、基本は与党と野党で立場は違うわけですが、政策的に合うところは、是非協力していただきたいと思っています。新しい鳩山政権は、こういった国会の中でも、他の政党との協調関係を作りながら、是々非々でしっかりやっていきたいと思っています。
残された自民党は、総裁選挙をめぐって様々な議論がいま行われているようですが、是非世代交代をして、そして、しっかり腰を据えて立て直しに取り組んでもらいたいと思います。
民主党と自民党がお互い競い合っていく。そういう政治にすることが、この日本の政治をより良くするためにどうしても必要なことだと思います。是非、足の引っ張り合いではなくて、自民党の中でまずしっかり前向きな議論をしてもらいたい。
そして、国会においても――もちろん野党ですから、厳しく対立することが多いと思いますが――基本的な部分では、この日本の政治をお互いが担っていくという自覚を持ちながら、しっかりと国会で議論していきたいと思っているところです。
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