原発問題―非常に厳しく苦しい判断、様々なことを踏まえて決断を
先般(6日)、三重県の5区、特に東紀州と言われる熊野市や尾鷲市を中心とする6か所で、藤田大助前衆議院議員とともに座談会を行いました。
会場によっては県会議員の皆さんともご一緒させていただき、多くても40~50人、少ないところでは20人以下で座談会を開催させていただきました。
私の選挙区ではなかなかない、過疎の漁村や山村での座談会です。もちろん、地域の過疎のもとでの教育や医療の問題なども出ましたが、やはり、より一般的なことについて、さまざま有益なご意見をいただいたり、意見交換したりすることができました。
特に私が思ったのは、原発に対して非常に心配しておられる方が多いということです。特に女性の皆さんからそういう意見がかなり出ました。これは、将来原発を新たに作るのかどうかということに加えて、再稼働についても心配の声がずいぶんありました。
私は、民主党の考え方、つまり、新たなものは造らないが、再稼働については、原子力規制委員会が安全性を確認したものについて、必要に応じて再稼働を認めていくという考え方を説明しました。
併せて、野田政権のときの大飯原発の再稼働について、いかに厳しい、苦しい決断だったかということを説明しました。いろいろと説明しましたが、生の声を聞かせていただき、確かにこの問題について国民の皆さんの関心は非常に高いと改めて感じました。
大飯の再稼働の時も、そういった声がたくさん寄せられましたが、関西電力管内の電力不足も懸念される中で、野田政権で決断を行ったものです。私はその決断そのものには関わっていませんが、本当に厳しい、苦しい決断だったと思います。
福島の現実を知る我々にとって、この原発の問題は非常に厳しい、苦しい判断です。しかし、他方で電力の安定供給という問題もあります。短期で考えることと、中期・長期で考えることもあると思います。様々なことを踏まえながら、しかし、最後は決断しなければいけないということです。
これから具体的に原発の再稼働の問題がテーマに挙がってくると思います。国民の皆さんの声に耳を傾けながら、政府・与党がどう決断していくのか注意してしっかり見守りたいし、我々としての考え方もそれぞれについて申し上げていきたいと思います。
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