日本人学校―日中関係の緊張が及ぼす影響を政治家は肝に銘ずべき
先日、上海のお話をしましたが、もう少し続けたいと思います。
上海にある日本人学校に行ってきました。これは、外務大臣のときに少しお話を聞いていたので、現地を見たいと思って行きました。
春休みに入っていましたので、子どもたちはおらず、先生方に迎えていただきました。
上海の日本人学校で学ぶ子どもたちの数は、3000人を超えています。小学校、中学校、そして、高等学校も初めての卒業生を送り出すということでした。
これだけたくさんの子どもたちが学び、育っていく。将来の日中関係をしっかりと築いてくれる子どもたちでもあると思います。
国と国との関係が緊張すると、子どもたちもその影響を当然受けます。保護者の皆さんも、子どもの安全ということには非常に神経をすり減らします。
そういう意味でも、やはり必要以上に二国間関係が緊張を高めるような政治は絶対やってはならない。日本として譲れないものはありますが、そこはしっかりと守りながら、大局観に立って両国関係を作っていかなければならない。
そうでないと、そこでビジネスをする人、生活をする人、そして、子どもたちが、心ない政治家のちょっとしたことで非常に大きな影響を受けてしまう。そのことは肝に銘ずべきだということを、改めて感じたところです。
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