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2014.11.05|TALK-ABOUT [ブログ]

岩国基地―米軍機移駐は苦渋の選択、国は市民の負担に十分対応を

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先週末(11月1日)に山口県へ行ってきました。山口県には前衆院議員の平岡秀夫さんがおられて、約100名の平岡さんの支持者の皆さんと、意見交換もさせていただきました。

山口県の岩国市には岩国基地があって、そこは自衛隊基地だけではなくて米軍基地もあります。特に、飛行場の整備をして、その飛行場に、1つは厚木の米軍基地から空母艦載機を岩国へ移すという話が、2006年に議論され、日米政府で合意されて、2017年までに移駐を完了するということになっています。

空母艦載機、つまり横須賀にある第7艦隊の空母に載せる飛行機、従来は空母が横須賀を出ると、厚木から飛行機が飛び立って、そして次々に空母に着艦する、こういうことでやってきましたが、それが厚木から岩国へ移るということが今進んでいるわけです。


もう1つは、沖縄の普天間基地にあった海兵隊の空中給油機15機が岩国に移るということで、これは1996年の「沖縄に関する特別行動委員会(SACO)」の最終報告でそのことが合意され、そして今年8月26日に移転が完了したということです。

すでにかなり前に決まっていたこととはいえ、地元としては様々な負担やあるいは心配につながるわけです。それだけ基地が強化されるということになると、岩国は日本の中でも最も忙しいと言いますか、いろんな飛行機が集まった軍事基地になるということで、地元の方々の強い反対も今までありました。

平岡前議員も、そういう中で大変苦しんでこられたと思います。ただ、日米同盟を前提とする限り、アメリカの基地を国内に置くということは避けられず、そして、厚木から移転する、あるいは普天間の負担を軽くするということになると、本土でどこかに引き受けていただかなくてはならない。それが岩国基地であったということです。

もちろん、これからも騒音問題など様々な問題が出てまいります。そういうことについてはきちんと話し合いがなされ、岩国市民の不安が和らげられることが必要ですが、米軍機が岩国に移ってくること自身について、他に代案がないなかで、単純に反対と言い切れる問題でもない。そこは苦渋の選択だったと私は思います。

そういうことを市民の皆さんとの集会でも申し上げたのですが、どこまで納得していただいたか、これは別問題だと思います。

いずれにしても、どこかが引き受けざるを得ない、それを岩国にお願いした。岩国市民の皆さんには、そのご負担に対して、国としてしっかり対応しないといけないと思っている次第です。

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