【代表談話】東日本大震災から5年を迎えるにあたって
2016年3月11日
【代表談話】東日本大震災から5年を迎えるにあたって
民主党代表 岡田 克也
東日本大震災から今日で5年を迎えました。多くの尊い命が失われたことを改めて思い起こし、心より哀悼の意を表します。また、今なお避難生活を強いられている皆さま、仮設住宅で暮らしておられる皆さまをはじめ、すべての被災された皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
民主党は、大震災発災時に最前線で対応した経験と知見を踏まえ、被災地の復興を最優先課題として活動してきました。今後も、党の東日本大震災復旧・復興推進本部と東京電力福島第一原子力発電所事故対策・福島復興推進本部を中心に、全力で復興に取り組んで参ります。
岩手・宮城両県では、災害公営住宅や高台移転事業が本格化していますが、未だ完成数は少ない状況です。安心で安全な住宅地、地域コミュニティや職場を取り戻せるよう、全力を傾注します。2015年度で集中復興期間が切れますが、2016年以降も基本的には国が責任を持って対応すべきであり、民主党政権が取り組んだ前例のない支援策の根幹を維持・拡充するよう政府に求めて参ります。
東京電力福島第一原発の廃炉工程の遅れ、止まらない汚染水流出、風評被害など、福島の再生には今なお困難な課題があります。「子ども被災者支援法」の趣旨に則った健康調査の徹底など、住民の不安を取り除く具体的な施策を提案していきます。原発事故避難者の「今は無理でも、いつかは戻りたい」との希望を断ち切らないよう、国や東京電力に責任ある取り組みを求めていきます。
民主党は、国民の皆様と約束をした、「福島の復興、すべての被災地の再生なくして日本の再生なし」という言葉を胸に刻み、一日も早い被災地の復興を実現するために、被災地の皆さまに寄り添い歩み続けてまいります。
以上