時事通信記事への抗議について
3月28日に配信された時事通信の記事について、見出しが事実に反するなど不正確で誤解を招く内容であったため、下記のとおり、民進党役員室長から時事通信政治部長に対し抗議しました。
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平成28年3月30日
時事通信政治部長
阿部 正人 様
貴社配信記事について
民進党役員室長 辻元 清美
貴社は3月28日配信記事において、岡田代表の日本テレビ番組での発言を「消費増税、予定通り実施を=岡田民進代表」との見出しで取り上げ、「消費税率10%への引き上げについて、『財政健全化は次の世代に責任を果たす意味で非常に大事だ。条件を整えた上で上げていくべきだ』と述べた」と報じました。
しかし、岡田代表は同じやり取りの中で、「ただし、それ(消費税引き上げ)には、例えば行政改革を徹底的にやる、社会保障の充実をやるということが法律に書いてある。安倍総理がそれを十分にやっているとは思えない」と述べ、現時点において消費税引き上げの前提が満たされていない旨指摘しており、また、見出しにある「予定通り実施すべき」との発言はしていません。
貴社配信記事は見出しが事実に反するうえ、記事本文も岡田代表の発言の一部を切り取った極めて不正確なもので、多くの読者の誤解を招くものです。貴社に対し厳重に抗議するとともに、当該記事の削除および訂正記事の配信を求めます。
以上
【参考】
■日本テレビ ニュース・エブリ(3月28日)
○キャスター 消費税は、景気対策にも使われることになる。消費税の10%引き上げに賛成か、反対か。
○岡田代表 基本的な考え方としては、財政の健全化は次の世代への責任を果たすために大事で、我々が与党のときに多くの皆さんから批判もいただきましたが、10%に決めました。それが基本です。
ただし、それには例えば行政改革を徹底的にやる、社会保障の充実をやるということが法律に書いてあるわけです。安倍さんがそれを十分にやっているとは思えない。
前回の総選挙のときには、リーマンショックのようなひどいことが起きなければ予定通り上げるといわれましたが、最近ちょっと変わってきている。経済の状況をしっかりと上げる状況に持っていく責任が安倍さんにはあると私は考えます。
そういう条件を整えたうえで上げていくべきだと考えているわけです。
■消費増税、予定通り実施を=岡田民進代表
時事通信2016/03/28-17:12
民進党の岡田克也代表は28日の日本テレビ番組で、来年4月に予定されている消費税率10%への引き上げについて、「財政健全化は次の世代に責任を果たす意味で非常に大事だ。条件を整えた上で上げていくべきだ」と述べた。