新知事誕生-嵐の中の船長交代
いちみ知事が誕生しました。県内においても新型コロナウイルスの感染者はいまだ高い水準にあり、入院できずに自宅療養中または入院調整中の人が急激に増えています。緊急事態宣言の延長も決定されました。まさしく嵐の中の船長交代、いちみ知事の責任は重大です。
まずは新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込み、県民の命を守ることに全力投球すべきです。国家公務員として大きな組織を動かす経験を持ついちみさんです。県庁職員の力を総結集して、県民の生命を守るために、目の前にある危機を乗り越えるために、全力投球してもらいたいと思います。
10年間の鈴木県政の何を生かし、何を変えなければならないのか、しっかりと検証して、コロナ後のいちみ県政を打ち出す必要があります。急がれる大規模災害への備えは、海上保安庁時代の経験を生かすことで期待が持てます。少子化や高齢化への対応、地球温暖化やデジタル化が進む中で、競争力ある産業と雇用の維持、そしてコロナ対応もあってかなり悪化した財政の健全化も、待ったなしです。
選挙期間中も含め4日間、いちみ候補とともに選挙区をまわりました。選挙ですから街頭演説なども考えたのですが、緊急事態宣言中でしたので動員することはできません。そこで北勢地方の課題を知っていただく機会にすることに重点を置いた活動をしました。災害対応として河川改修が必要な員弁川の町屋大橋付近の堤防と雑木撤去状況、交通インフラ整備が遅れている伊勢大橋架け替え工事の現場、三重県にとって重要で更なる投資が必要な四日市港コンテナ基地などを案内しました。地場産業である萬古組合やコロナ禍で厳しい状況にある湯の山温泉のホテル経営者やロープウェイ関係の皆さんとの意見交換もしていただきました。短い時間でしたが、いちみさんに北勢地方の課題を幅広く認識してもらういい機会になったと思います。これからのいちみ知事の活躍に大いに期待したいと思います。
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