トピックス

12/5 自民党・立憲民主党・日本維新の会幹事長会談

12月5日(月)14:00~自民、維新との3党幹事長会談を行いました。

ぶら下がり動画はこちら⇒12/5 ぶら下がり動画
<ぶら下がり配布資料>


<ぶら下がり書き起こし>
岡田幹事長ぶら下がり(14:00~自民、立憲、維新幹事長会談終了後) 2022年12月5日

岡田幹事長
 先ほど、3党の幹事長会談を行いまして、私たち、私たちというのは、維新と立憲で提出をした修正の考え方について、答えが返ってきました。今お配りしたものが、茂木幹事長の方からですね、示された案であります。
 中身は、まず、配慮義務は、そのものは変わらないんですけれども、それが守られていない場合に、勧告、公表、それと報告、そのために必要な、を行うというものであります。基本的に私たちが主張した、実は公表までは我々入れてなかったんですけれども、それが盛り込まれたということが一つと、それからもう一つは、施行後1年というふうに提案しましたが、3年を2年にするということになりました。
 茂木幹事長にも申し上げたんですが、大変ご努力いただいたことは可とするというふうに申し上げました。その上で、若干法律のたてつけについて、法制局まだ見てないんじゃないかと私は思ってるんですが、元々の法案と少しこの報告の扱いとか、少し変わってますので、その辺について少し説明を求めました。まだ、ですからそういう意味では、ここに書いてあるのは、勧告のために必要な場合に報告を求めると書いてあるんですね。今の法案は、報告があって勧告があってそして命令ということで、勧告を行うために必要な場合に報告っていう位置付けじゃないんですね。その位置付けがちょっと変わってるので、これは多分、法制局もまだ見てないのかなというふうに思いますが、その辺は与党でこれから整理されるんだろうというふうに思っております。
 私から申し上げたことは、やはり配慮義務ということだと。弱いのではないかと。仮にこの行政的な勧告とか公表とかあるいは報告とかいうものが入ったとしてもですね、元々が配慮義務ということだと。配慮しなければいけないっていうのは、非常に漠然とした概念なので、それに違反しているかどうか、違反してると思われるときには、勧告したり公表したりすることになりますが、実証は非常に難しいんじゃないかと。ただ配慮じゃなくてやっぱり禁止ということで明確化しないと、今まで自民党側が説明してきたのは、逆に配慮だと、罰則とかいろんなことはできないと、行政措置はできないと言ってきたわけですから、同じ論理で私も申し上げて、やっぱり配慮のままでは実際には使えないんじゃないかと。それよりはやはり禁止にすべきだということは申し上げておきました。ただ全体的にご努力いただいたことは評価したいということです。
 あと申し上げたのは、これ明日から審議入りということですが、この考え方は、政府の考え方ではないので、政府も了解している考え方ですが、政府の考え方そのものだと言った瞬間に、明日、閣議決定したものを書き換えなきゃいけなくなるので、そういう意味で政府も了解した修正のポイントと、そういう位置付けだと思います。委員会が始まった上で、議論していく中で、与党はここまで歩み寄る、その線を示したものだと、そういう位置付けだというふうに思います。
 私もう一つ申し上げたのは、これ非常に重要な、国民の関心も高い重要な法案であると。そうであればですね、それなりの審議、内容もですね、総理が入るとか、参考人とかですね、それから時間も必要ですねということを申し上げました。もちろん予算編成も政府はあるし、いろんなこともありますので、日程闘争のような形で言うつもりはないと。しかし、やはり国民が見て納得できるような、そういう審議がなされる必要があると。そのためには一定の日数が必要だということも申し上げたところです。具体的なことは、国対間でこれから議論していく、あるいは委員会の筆頭間で議論していくということになるのではないかというふうに思っています。私からは以上です。

記者
 配慮義務そのものは変わらないが、主張したものが一部盛り込まれたということで、かなり野党案も含まれたと思うが、このことについての考えは。

岡田幹事長
 いやそれは、3条禁止することは、前提なんですね。ですから、そこが一番肝心なところが変わってませんので、問題が残るということを申し上げました。賛否を具体的にいま言うつもりはありません。それは審議次第だし、これ政府与党の歩み寄る線を示されたものですが、さらに審議の中でですね、こうして続くわけなので、現時点で何か申し上げるつもりはありません。

記者
 与党が歩み寄ったことについての評価は。

岡田幹事長
 そのことは評価するというふうに申し上げました。ただ、まだ不十分だということですね。

記者
 与党側から示された案を、野党側が持ち帰ったという形なのか。

岡田幹事長
 返事はしてません。問題があるというふうに私申し上げました。ですから、40点と言いましたら、合格点が50点なのか60点なのか、60点が合格点だとすると、40点か50点ぐらいにはなったと。あと10点だというふうに思います。

記者
 これから参考人質疑を求めていくなかで、会期はこのままでは足りないという認識なのか。今後どういったことを求めていくのか。

岡田幹事長
 今の会期について、私から何か言うつもりはありませんが、やっぱり重要な法案であることを考えれば、それなりの日数ということは必要だと思います。その1日で上げるとかですね、そういうことはちょっと考えられないというふうに思っています。1日上げるのは考えられないと、2日であればいいのかとかいう話になりますから、それも申し上げるつもりは全くありませんが、やっぱりいろんな答弁も必要になりますし、そして社会的に非常に影響の大きい、それに対応するための法案ですので、常識的な線というのはあるんじゃないかと思います。

記者
 60点が合格点とすれば、現在50点ということだが、残りの10点はどういった部分を具体的に改良すればいいのか。

岡田幹事長
 配慮義務を禁止にするっていうことです。
(後略)




TOP