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2010.11.18|記者会見

民主党幹事長としての記者会見(11月18日)

岡田克也幹事長/記者会見要旨
2010年11月18日(木)
編集・発行/民主党幹事長室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
http://asx.pod.tv/dpj/free/2010/20101118okada.asx

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■冒頭発言
○1票の格差問題に関する東京高裁判決
○党大阪3区総支部の政党交付金使途等報告書の訂正
■質疑
○柳田法務大臣のパーティーにおける発言
○仙谷官房長官の予算委員会における答弁について
○事業仕分け最終日
○松崎哲久議員の納涼祭での発言をめぐる報道
○政治改革推進本部
○来春の統一地方選挙
○公設秘書の給与の日割りについて
○三重県の野呂知事との面談
○郵政改革法案成立に向けた取り組み状況
○外国人参政権法案
○党大阪3区総支部の政党交付金使途等報告書の訂正
○法案修正をめぐる与野党協議
○衆議院本会議場での小沢元代表とのやり取り
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■冒頭発言

○1票の格差問題に関する東京高裁判決

【幹事長】私からは2つ申し上げます。ひとつは、昨日もぶら下がりでちょっ
と申し上げたのですが、1票の格差の東京高裁判決について、ある意味では、
司法から警告をいただいたと思っております。1票の格差というのは、国民が
政治参加するに際して最も基本の部分でありますので、そこが憲法の許容する
範囲を超えていると言われたことは、非常に重く受け止めなければならないと
考えております。そういう意味でも、これは参議院に関する判決ではあります
が、衆議院も同様の話が当然あるわけで、参議院の場合には仕組みそのものを
変えるということが必要になると思いますが、衆参それぞれがこういった事態
を是正するための改革を急がなければならないと、あらためて申し上げておき
たいと思います。

○党大阪3区総支部の政党交付金使途等報告書の訂正

【幹事長】もう一点、あまりいい話ではないのですが、党の大阪府第3区総支
部、離党した中島議員のところですが、平成21年分の政党交付金の使途等報
告書、もうすでに党本部に今年の春に提出されて、党本部から総務省に提出済
みでありますが、これに関して、15日に第3区総支部の会計責任者から、訂
正願が党本部に提出されました。

これを受けて党本部としては、添付領収書などとの照合など、所要の点検を
行ったうえで本日、総務省において訂正を行ったところです。その結果、同総
支部に交付した支部政党交付金に、363万7909円の残余が生じました。
すでに総支部から党本部に該当額の送金が行われております。これは、政党助
成法に基づいて、手続き上、総務大臣から民主党に対して返還命令が出された
上で、党本部から返還することになっておりまして、通知があり次第、速やか
に返還金を納入することとしております。

党の一支部が、政党交付金の使途について事実と異なる報告書を提出し、国
民の政治不信を高めたことは、誠に遺憾であり、幹事長としてもお詫びをする
とともに、その経緯、原因などについて中島議員自身が説明責任を果たすよう
に、強く要請するものであります。

■質疑

○柳田法務大臣のパーティーにおける発言

【記者】国会で、柳田法務大臣に対しての追及が強まっている。罷免を求めて
いる。与党内からも、辞めるべきとの声が高まっている。この考えをどう受け
止めるか。

【幹事長】党内で、どういった方が声を上げておられるのかということは、私
は必ずしも承知しておりません。いずれにしても任命権者である菅総理がそう
いったことについて否定的であるということであります。私がそれ以上に加え
ることはございません。

【記者】自民党は、参議院で問責決議案、衆議院で不信任案提出を検討してい
る。参議院では補正予算の関連審議が行われているが、国会審議への影響は。

【幹事長】補正予算は、景気の先行きが不透明さを増す中で、極めて急がれる、
国民生活にも直接関係するものでありますので、早く補正予算の成立について
ご協力を願いたいと思います。

【記者】社民党が、問責決議案が出た場合には賛成すると機関決定した。野党
だがこれまで民主党と連携してきた党が、問責に賛成するという厳しい判断に
踏み切ったことについてどう考えるか。

【幹事長】公党がそれぞれ機関において意思決定したことに対して、私からあ
まり安易にコメントすることは控えたいと思います。

【記者】幹事長自身は、柳田大臣の発言が国会を軽視するものと感じるか。

【幹事長】幹事長個人の意見というのは、ありません。私は幹事長であります
ので、菅総理の言われたそれに、加えるものはありません。

【記者】参院で問責決議案が可決された場合は、法的拘束力はないとはいえ、
辞任の必要があると考えるか。

【幹事長】大臣の進退に関わる話について、あまり個人的な感想を申し上げな
いほうがいいと思っています。

○仙谷官房長官の予算委員会における答弁について

【記者】仙谷長官が国会で自衛隊について「暴力装置」と発言し、謝罪して撤
回した。それについてどう受け止めているか。

【幹事長】国会の中で十分取り上げられ、議論があり、仙谷長官も取り消しを
されたわけですから、今に及んで何か私が言うことは特にありません。

【記者】自衛隊の中では、士気が下がってしまうという話も出ているようだが。

【幹事長】人間誰でも、言い間違いというのはあると思います。本来、「実力
組織」と言うべきだったかもしれません。本人も、表現が適切でなかったとい
うことで取り消しておられるわけですから、あまりそれをこれ以上取り上げる
というのは、私はいかがなものかと思います。

○事業仕分け最終日

【記者】今までの事業仕分けとは違い、今回、政務三役が説明する場面が目立
った。政務三役と仕分ける側で、民主党議員同士のやり取りが多かった。中で
も篠原農水副大臣などは、非常に省庁側の主張を強く述べた。仕分けの形は変
わってきて、ひとつの時代を終えたのかもしれないという意見も出ている。今
までと変わった点を感じるか、ひとつの時代を終えた印象はあるか。

【幹事長】蓮舫議員は政府の中にいますので、若干そこのところはありますが、
政府と与党というのは、緊張関係が当然あっていいわけでありまして、政府の
やっていることに対して、蓮舫議員以外は、基本的に与党の議員、枝野幹事長
代理と長妻筆頭副幹事長も出ておりますが、そこでいろいろとチェックをして、
問題を明らかにするということは当然あっていいんだと思っております。私と
しては、「出稼ぎ」に出した2人を早く戻してもらいたいという気持ちは非常
に持っていますけれどね(笑)。

【記者】今までは自民党政権が予算編成したものを仕分けるということだった。
政府・民主党が予算編成したものを、また政府・民主党が仕分けるということ
が限界ではないかという声も聞こえてくるが。

【幹事長】予算編成をしたとしても、細部にまで目が行き届いていたかという
問題もありますし、わかっていてやったとしても、政務三役のほうで理解をし
た上で予算をつけていたとしても、それまた違う目で見たら問題があるという
ことが判明するということもあるわけなので、私はそのこと自身が必要ないと
は必ずしも考えていません。

ただ、今回の仕分けをずっと見ておりまして、本来であれば、決算委員会と
か予算委員会とか、そういうところで、与党も野党含めていろいろと意見が出
れば、より国民の皆さんにわかりやすいのかなあと。特に決算委員会などにつ
いて時間をもう少し取って、ああいう形で与党・野党の議員が政府に対してい
ろいろ言う。決算の時期の問題もありますから、今の与党と、予算を使ったと
きの与党と、同じでは必ずしもないわけで、そういったことをやっていけば、
私は国民の皆さんの理解も進むのではないかと思います。今回の事業仕分けと
は別のものとして、そういうことも考えられるのかなあと思います。

○松崎哲久議員の納涼祭での発言をめぐる報道

【記者】松崎哲久議員が入間基地の納涼祭で、自衛隊員に暴言を吐いたという
報道があったが、この件で事実確認をしたか。

【幹事長】本人からは聞いておりません。記事は私も承知しておりますけれど
も、若干言い分が違うところもあるようです。いずれにしても、そこまで党と
して、幹事長として、話を聞く必要があるのかという感じはします。

○政治改革推進本部

【記者】政治資金収支報告書で政治家の選任・監督責任の強化をするという公
明党の提案について、昨日の政治改革推進本部の役員会では、趣旨には賛同す
るということだった。これから実現に向けてクリアすべき課題をどう考えるか。

【幹事長】おそらく明日の昼の総会で、何らかの考え方をお示しすることにな
ると思います。それは答えというよりは論点整理という性格のものであります。
政治家が自らの政治資金収支報告書に、より責任を持つべきということは、私
は強くそう考えております。ただ、どこまでやれば、その責任を果たしたとい
うことになるのかというのは、ある程度具体的に特定しておきませんと、今の
ままで政治家の身分を失うということもある。今はその条項に該当すれば政治
家の身分を失うわけですから、それは非常に抽象的なことで、ある意味では捜
査当局の恣意的なことで身分を失うということになると、これは非常に別の意
味で問題が生じてきます。たぶん政治家であれば、同じような問題意識は党を
超えて持っていると思いますから、公明のご提案の条文、改正案をよりよくす
るために議論していけばよいのではないか、そう思っております。

【記者】公明党の文書の中で「相当の注意を怠った場合」というところが、最
大の懸念の部分だと思う。文言修正によってクリアすることは可能と考えるか。

【幹事長】単なる「相当の注意を怠った場合」という文言修正の問題ではない
と思います。先ほど言いましたように、収支報告書について、どのような具体
的な責任を負うのかということがはっきりしないと、その責任を果たしたかど
うかということが明確にならないわけで、そのことがもう少し明確になってい
ないといけない。犯罪(の成立要件)で言うと「構成要件」ですね。そこがは
っきりしないということだと思います。

【記者】政治家の責任を明確にするということだが、直接、公民権停止に結び
付けるという公明党の考え方自体についてはどう考えるか。

【幹事長】そこは、責任の書き方いかんにも関わる話で、個々に、バラバラに
論じられることではありません。収支報告書を見たときに、私も少し時間をか
けて見ることにしておりますが、領収書1枚1枚まで見ているわけではありま
せん。膨大な数になりますので。それから、ある人から献金してもらったと。
例えば、個人献金があるときに、その背景と言いますか、その方がどういう方
なのか、わかる場合もありますが、知らない方の場合もある。そういう場合に、
どこまでチェックする責任が政治家本人にあるのかということがはっきりして
おりません。ひょっとしたらその方は、実は個人ではなくて、ダミーだったか
もしれない。そこまで全部細かくチェックする責任があるのか、ないのかとか、
いろいろなことをきちんと、どこまでやる、責任がある、ということが明確で
ないと、ある意味では恣意的にいくらでも考えられてしまうということだと思
います。そういうことについて、もう少し法的な、しっかりとした専門的な見
地からの議論が私は必要であると思っております。

【記者】国会議員歳費の1割削減のほうは、基本的には、明日の総会で結論を
出したいということでよいか。それとも、ゆっくり議論してということになる
のか。

【幹事長】いつでも、結論は早く出したらいいと思って議論しますが、いろい
ろな議論があれば、それは無理に、もちろん、全員が賛成する必要はないにし
ても、大勢が固まるまでは議論は続けるべきだと思います。それは特に、議員
の直接の身分ではありませんが、歳費ですから、そこに関わる話について、あ
まり乱暴なことはすべきではない。それから、お互いよく議論すればいいと私
は思うんです。それぞれ考え方があるわけですから。そういう意味で、できれ
ばそれは次回まとまればいいと思いますが、前回はかなりご批判も出ましたの
で、もう少し時間をかける必要があるかもしれません。私はそのこと自身、時
間がある程度かかること、賛否両論あることは、別にそれが問題であると思っ
ておりません。

【記者】企業・団体献金について、マニフェストには3年以内に全面禁止とい
うことが書かれていると思う。

【幹事長】「法施行後」です。

【記者】議員の中には「法案を出せば、他党、共産党や公明党はのってくるの
で、すぐに法案成立はできるのではないか」「すぐにでも、やろうと思えばで
きるのではないか」という声もあるがその点をどう考えるか。

【幹事長】「できる」というのは、何ができるのか。

【記者】全面禁止の法案を仮に出したら、「3年以内」と言わずに、それこそ
今国会、次の通常国会で出したらいいのではないかという意見もある。

【幹事長】われわれの出している法案は、「法施行後3年」という法案です。

○来春の統一地方選挙

【記者】これまで地方を回っていての来春に向けた手ごたえと、政権与党とし
て初めての統一地方選挙で、何を訴えていくのか。

【幹事長】何を訴えていくのかについては、まだ時間がありますので、これか
ら集約していかなければいけないと思います。ただ、国政選挙ではありません
ので、その地方、都道府県なり市町村、そこについて訴えていくということが
中心になるのだろうと思います。そういう意味では、党もありますが、もう少
し、候補者ご自身の主張ということが大事になってくるのではないかと思いま
す。国レベルで政権交代したわけですが、地方レベルになるとなかなか、われ
われがマジョリティをとっている議会というのはそう多くはありませんので、
国レベルだけではなくて、地方レベルでも政権交代、ということを、ざくっと
言えば訴えていくことになると思います。

【記者】道府県の議会議員でこれまで、公認を1000人ほどを目標としてい
たところで大体500人が固まったということだが、公認料と推薦料を今回か
ら引き上げたことによって、候補者が集まりやすくなっているか。それとも、
前回と変わっていないのか。

【幹事長】難しいです、それは。お答えするのは。わかりませんから、本当の
ところは。ただ、いろいろな意味でサポートが増えれば、候補者は、それだけ
いい人が手を挙げるようになるということは言えると思います。

○公設秘書の歳費の日割り

【記者】今国会で国会議員歳費の日割りの法案の成立を目指すということだが、
公設秘書の方の給与の日割りについてのお考えは。

【幹事長】これは民主党だけではなくて、どこの党もおそらく似た事情にある
のだと思いますけれども。自分たちのことであれば自分たちが決めればいいの
ですが、公設秘書とはいえ、それぞれ独立した人格で、やはり彼らの意見もよ
く聞かなければいけないということだと思います。特にその間、身分が失われ
て、保険なども全部切れるということでありますので、かなりの影響があるこ
とは事実です。ですから、そういったことに対して、別にそれを補うやり方が
あるとしたら、どういうことがあるのかとか、そういうことも含めて議論して
いかないと、ある意味では非常に不安定な身分になって、それだけいい人材も
集まりにくくなる。そういう問題はあると思います。

【記者】公明党などは、秘書も一緒にやるべきだという法案を出している。民
主党は消極的ととっていいのか。

【幹事長】消極的とか積極的ということではなくて、彼ら(秘書)は被用者で
すから。つまり、(国会議員が公設秘書の)直接の雇い主ではありませんが、
それは、公設秘書(の直接の雇用主)は国でありますけれども、しかし、ある
意味では弱い立場にある。そこに対して、あまり乱暴に物事を決すべきではな
い。そういう議論は当然あってしかるべきだと思います。現に秘書会ではそう
いうご意見もあるわけですし。私は、公明党がそういった法案を出したという
ことはまだ承知していないのですけれども、この国会に。

【記者】特別職国家公務員という立場だ。公務員の給与に関しては引き下げる
という方針だが、どう違うのか。整合性がとれないのではないか。

【幹事長】それはまったく、次元の違うことだと私は思います。給与を下げる、
下げないという話はもちろん、議員にもあるし、公設秘書にもあります。しか
しその話と、突然身分が切れてしまって。またつながるかもしれません、選挙
の結果によってはですね、その間非常に不安定な立場に置かれるということに
ついて何らかの措置を講ずるというのは、私は次元の違う話だと、私の頭では
そう考えております。

○三重県の野呂知事との面談

【記者】今日、野呂知事と面談したと思うが、概要は。

【幹事長】私も、どういう用事なのかなあと思っていたんですけれども、たく
さん役所の方を連れて来られて、陳情でした。

【記者】進退への言及があったか。

【幹事長】たくさん来ておられましたので、それはお答えしたつもりですが。

○郵政改革法案成立に向けた取り組み状況

【記者】昨日、3党の幹事長会談が行われたと思うが、郵政法案の今国会成立
を目指すことに変わりはないか。

【幹事長】昨日決めたことは、昨日申し上げたとおりであります。ただし、こ
の国会で成立を目指していくということは、菅代表と亀井党首の間で確認され
ていることであります。

【記者】茨城県議会選挙の周辺を見ていると、郵政関係者の動きが悪いという
話が聞こえた。郵政法案が進まないことで選挙協力などに与える影響をどう考
えるか。

【幹事長】それは私、わかりません。ただこれは公党間の約束ですし、いつま
でも状況が安定しない、宙ぶらりんだということは、やはり職場の士気にも関
わる話なので、あまり時間をかけるべきではないと、一般的には私はそう思っ
ております。ただ、全体の国会の状況というのは、もうだいぶ日程も詰まって
きましたので、今後どうするかということについてはまた亀井代表ともよくご
相談して、お互い納得できる答えを見出していかなければいけないと思ってお
ります。

○外国人参政権法案

【記者】外国人参政権法案について、来週、公明党の山口代表が韓国の李明博
大統領と会って、党として前向きな取り組み姿勢を伝えるという。かねてから
幹事長はこの問題に積極的だったと承知しているが、今後の取り組み、方針は。

【幹事長】先般も、韓日議連の会長がお見えになったときに私はお話をしたの
ですが、今置かれた状況は、民主党の中にも賛否両論あり、われわれは単独で
は法案を通せない状況です。連立のパートナーの問題もあります。そういった
状況で、難しい状況にある、ということは説明をいたしております。

【記者】この問題を機に、公明党との距離を縮めようという考えはないか。

【幹事長】それはちょっと話が逆転したように思います。この問題を機に公明
と近づくというのは、ちょっとよくわからないのですが。お答えのしようもな
いのですけれども、そういう気は、私は全くありません。

○政党交付金の使途等報告書の訂正

【記者】中島正純議員は、収支報告書の架空計上の疑いが指摘されていた。そ
れを確認したか。本人から聞き取りをしたか。

【幹事長】先ほど申し上げたことに何か加えるとすれば、今回訂正をしたわけ
ですが、今回の訂正については、中島議員自身が会計責任者を兼務し、新しい
経理実務者と、新たに委嘱した登録政治資金監査人(税理士)が、支出状況を
再調査し、領収書や振込明細書などの裏付け資料により確認できた事実を記載
したと聞いております。そして、党本部への訂正願には、中島議員および監査
人税理士の連名によって、真実に相違ないという宣誓書も添えられております。
党の一支部が政党交付金の使途について、事実と異なる報告書を提出し、国民
の政治不信を高めたことは誠に遺憾であると考えております。

【記者】今後、中島議員の処分や事情聴取をする考えはあるか。

【幹事長】中島議員は、もう民主党の議員ではありません。

○法案修正をめぐる与野党協議

【記者】今日、民、自、公の3党の幹事長・国対委員長間で、司法修習生の給
付制度について今国会で成立させようということで3党合意した。このねじれ
国会の中で3党が合意した意義は。また、いくつかの委員会などで、法案成立
に向けて、与野党間の修正などの協議が活発に行われていると思うが、そのあ
たりの評価は。

【幹事長】後者は何のことについて言われましたか?

【記者】例えば農業の6次産業化であるとか。それぞれ法案成立のために、与
野党間で修正協議などが活発に行われている現状についてはどうかということ
です。

【幹事長】2つは全く違うことだと思いますが。後半のお話について申し上げ
ると、なるべく国民の立場に立てば、法案を成立させるということは重要なこ
とですから。野党のご意見も聞いて、修正すべきは修正して成立させるという
のは、与党として当然の責任であると考えております。野党の皆さんも、今の
案よりも、そこに手を入れることによって彼ら自身が賛成しうるものだという
ことで賛成していただいているのだと思います。司法修習生の問題も3党で確
認をして、必要だという共通の認識に基づいて合意をしたものであります。

○衆議院本会議場での小沢元代表とのやり取り

【記者】火曜日の衆議院本会議で、幹事長は小沢さんの隣の席に座って短時間
お話をされたと思う。どんなお話だったのか。

【幹事長】そういうお話の中身は言わないと、私は(いつも)申し上げている
とおりであります。望遠レンズで細かいところは撮れても、そこまで集音マイ
クは出せませんよね。将来はまた、違うかもしれませんけどね(笑)。




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