岡田克也代表定例記者会見(1月8日)
岡田克也代表記者会見
2016年1月8日(金)15時02分~15時33分
編集・発行/民主党役員室(項目ごとに編集しました)
★会見の模様を以下のURLで配信しています。
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■冒頭発言
○補正予算案・組み替え動議提出を維新の党と確認
○衆議院の選挙制度改革について
■質疑
○今国会に提出予定の法案等について
○1人3万円「臨時給付金」案について
○予算委員会での安倍総理との論戦について
○維新の党との協力・結集について
○参議院維新の党と日本を元気にする会の統一会派結成について
○「おおさか維新の会」について
○国政選挙における市民系無所属候補の立候補について
○日韓関係について
○沖縄県宜野湾市長選挙について
○被選挙権年齢の引き下げについて
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■冒頭発言
○補正予算案・組み替え動議提出を維新の党と確認
【代表】
私から冒頭2点。
今日も予算委員会、枝野幸男幹事長を筆頭に活発な議論が行われて
おりますが、この補正予算について、今日の昼に開催した民主・維新の
政策調調整会議で、組み替え動議を統一会派として出すことが決まりま
した。
まだ維新の手続も残しておりますが、内容は、一つは、やはり1人3万
円のバラマキの給付金。
もう一つは、TPPについて中身がまだ国会で議論すらされていないにも
かかわらず、補正予算の中に対策に関する費用が計上されていること。
3番目は介護や、保育・子育てについて、特に介護などは2020年代
初頭までかかるものを一気に基金に積み増す。しかも介護の場合には
各47都道府県にばらまく、内容がはっきりしないままばらまいてしまって
いるのではないかと、本会議でも指摘した。そういった中身については、
これらを削除して国債を減額する内容です。
総理は私の質問に対しても「対案がない」ということを言われたが、この
補正予算についてもそういったことを指摘して、我々は国債を減額します
という対案を申し上げた。それを組み替え動議の形でしっかり出すという
ことです。
○衆議院の選挙制度改革について
【代表】
もう一つは選挙制度改革です。14日、(衆議院選挙制度に関する調査
会の)答申が出る予定です。
この問題は、予算委員会などでもまた取り上げたいと思っていますが、
先般の代表質問に対する総理の答えは私は極めて不満です。昨年、総
理は「大切なことは各党各会派がその答申に従うことである」と繰り返さ
れた。しかし、この前(1月6日の代表質問)の答弁は、各党各会派にお
いて検討するということを強調しただけ。私は自民党総裁としてまず党内
をしっかりまとめるという決意を示してもらいたいと申し上げた。私は民主
党の中をまとめますと。そういったことについて何の返事もありませんで
した。
この状態だと何のために調査会を設置したのか。(自民党選挙制度改
革問題総括本部長・衆議院議員)細田さんの話などを聞いていますと、
元に戻ってしまっている。各都道府県の基数配分はなくすという考え方
をとらずに、各都道府県の配分は変えずに中のやり繰りで2倍以内に抑
え込もうと。「違憲状態」という判決が出た前回のやり方と全く同じ。それ
では答えにならないことは明らかですが、いまだにそういうことを自民党
の選挙制度改革の責任者が言っている。本当にひどい話だ。単なる時
間稼ぎをしたのかというふうには思いますが、ぜひ総理には責任ある態
度をとっていただきたい。
■質疑
○今国会に提出予定の法案等について
【毎日新聞・田所記者】
補正の組み替えのほかに、今国会で議員立法で対案として示していく
ものとしては安保等もあると思うが、今念頭にあるものがあったら伺いた
い。
【代表】
これからいろいろ議論していきますが、今検討されているのは、ご指摘
の安保の関係もあります。それから財政構造改革に関する法案とか、幾
つかのものが具体的に今議論されているところです。
○1人3万円「臨時給付金」案について
【日本テレビ・原記者】
3万円の臨時給付金について伺いたいが、年金生活者支援給付金とい
う制度の前倒しであれば民主党としては反対しないということでよろしいか。
【代表】
今日も(予算委員会で)枝野幹事長も取り上げていましたが、私もこの
前の代表質問でも問題を指摘した。制度が全く違います。
制度が違うという意味は、今回のは1回きり、来年どうなるかわからな
い。しかも対象者は1100万人。10%にした時に3党で合意している給
付金は600万人で、中身も違います。
ですから違うものを「前倒し」とは言いません。もし3党で合意しているも
のを前倒しできちんとやりますということであれば、それはどう財源を手
当てするかという課題はありますが、安定的に20年、30年継続的に給
付するものを前倒しするということであれば、違う議論はできるかもしれ
ません。
【日本テレビ・原記者】
理屈で考えれば3万円の一時給付であっても、その間の年金生活者
支援給付金と同じ額のものを600万人の方も受け取れるということで、
対象は確かに広いが、結果としては同じという見方もできるかもしれな
いなと思うが。
【代表】
いや、できないと思います。制度の趣旨が全く違います。一部の人に
給付が重なるからといって、制度の趣旨が違うものを「同じ」と言うこと
はできないと思います。
【共同通信・関記者】
1人3万円の支給対象1100万人と600万人の話だが、今日の枝野
幹事長の質問の中では、安倍総理から、ミクロ的にもマクロ的にも政策
として正しい、幅をやや広げただけだ、という趣旨の発言があったが、こ
ういった答弁についてどう思われるか。
【代表】
開き直りです。それから「経済の下支え」ということも言っておられます。
我々はそういう観点で考えているわけではなくて、やはり年金の最低保
障機能をしっかりと補強するということで3党で合意した。したがって、景
気の状況いかんにかかわらず、最大毎月5000円、年間6万円を安定
的に給付するというものです。そういう意味では似て非なるものだという
ことです。
【日本経済新聞・甲原記者】
予算の組み替え動議で、これを削減して国債を減額すべきだと。3万
円の件については総理は景気の下支えということもおっしゃっているが、
現下の経済状況を見ると、景気の下支えよりも財政再建を重視すべき
だという考えか。
【代表】
総理もいろいろ言われるので、何のためにやるのかというのははっき
りしないのですが、本当の目的は選挙対策だと思います。景気の下支
えと言うのであれば、そして市町村税非課税の所得レベルの方に出す
というのであれば、これは高齢者に限らず全体に出すべき話だと思い
ます。それならば一つの理屈、政策的に妥当かどうかは別にして、理屈
としては通る。なぜ同じ市町村税非課税世帯という所得の少ない、苦し
んでいる人たちの中で、高齢者だけに3万円を出すのかは全く説明で
きていない。
【日本テレビ・原記者】
確認だが、理屈としては、高齢者に限らず全体に出すべきだとお考え
だということだと思うが……。
【代表】
いや、それが景気の下支えが必要だという判断であれば、そういう話
になりますねということで、私は「出すべきだ」と言っているわけではない。
○予算委員会での安倍総理との論戦について
【共同通信・関記者】
本格化した議論はまだ始まったばかりだが、今日の予算委員会の議
論の中で、政府サイド、安倍さんから引き出せたと思われる成果の部分
と、今日どういった狙い、組み立て方で討論されたのか、代表としてのお
考えを伺いたい。
【代表】
予算委員会はそれぞれのバッター(質問者)がそれぞれの思いを持っ
て質問しています。
それから、国会のやり取りというのは、答弁を引き出したのが成果だと
は私は思わない。代表質問をした身として思うのは、代表質問というのは
私の代表としての考え方もきちんとお話をして、その上で、それと対比す
る形で総理の見解を問うている。こちらの見解を明らかにするというとこ
ろがほとんど報じられない。メディアを見ていますと、総理がどう答えたか
というのを先にやって、その答えのためにこういう質問をしたと。私はそ
ういう評価の仕方、見方というのは違うのではないかと思います。代表と
して何を述べたか、それに対して総理がどういう考えかということが対比
されるべきと思います。
【共同通信・関記者】
その観点からすると、代表質問もそうだと思うが、今回の予算委員会
の安倍総理の発言の態度は、(質問に)答えていないという見方もある
かと思うが、安倍総理の答弁の態度についてはどう思われるか。
【代表】
基本的に開き直り。そして先送り、バラマキであることを認めたくない。
したがって開き直っている。先ほどの3万円の話などはその典型だと思
います。
○維新の党との協力・結集について
【NHK・花岡記者】
先日、フジテレビへの出演の後のぶら下がりでもおっしゃっていたが、
維新の党との合流の是非については3月が一つのめどになるとおっし
ゃった。改めて、その発言の意図について教えていただきたい。
【代表】
どういうやり方でやるかというのは議論があるところですが、もし合流
する、選挙までに合流するということになれば、逆算すれば3月いっぱ
いぐらいまでには決断がないと間に合わないということになると思いま
す。
【NHK・花岡記者】
3月というのはそれでも結構ギリギリだと思うが、3月を過ぎてしまうと、
参議院選挙は単独で戦うという選択肢も出てくるということか。
【代表】
選択肢も出てくるというか、基本的には今それぞれ別の党ですから。
それを一つに合流していくということになれば、それはタイムリミットは
ある。それが3月末くらいだろうと。党の名前が変わったりするというこ
とであれば、周知徹底も必要になりますし、地方組織も含めて、あるい
は政策とかいろいろなものを準備しなければなりません。綱領とか規約
も必要になります。そういうことを考えると、3月いっぱいを越えて決まっ
ていないということになると、それは合流というのはないのだろうと思い
ます。
参議院選挙の後ということになれば、また話は違うかもしれません。
【毎日新聞・田所記者】
党名変更や規約の変更というのは、合流した場合に可能性としてあり
得るというお考えということでよろしいか。
【代表】
合流の中身が決まっていませんから、あらゆることが考えられる。し
かし規約も何も変えないというのは、それは「合流」とは言わないので
はないでしょうか。
【毎日新聞・田所記者】
もし3月末、または3月後半ということだと、維新の参院が求めている
解党しての新党というのがタイミング的に間に合うのかどうか、解党し
ての新党だと3月よりもっと早いタイムリミットじゃないといけないのでは
ないかという指摘が一部であるが、それは解党・新党も含めて3月末が
締め切りなのか。
【代表】
誰がそういう指摘をしているのか、私、聞いたことがない。そういう仮
定の議論にお話しする必要はないと思います。
【時事通信・小松記者】
維新との合流の手続だが、維新の参議院議員はみんなの党の比例
で当選していて新党にしか移籍できないが、合流の場合の手続として
民主党を解党するという選択肢はあるのか、それともあり得ないとお
考えか。
【代表】
合流するかどうかというのは何も決まっていない時に、どういうふうに
合流するかということまで議論しているわけではありませんので、それ
に対するお答えは現時点ではありません。
【時事通信・小松記者】
維新の参議院のほうが元気と会派を組んだ理由として、解党という
ことに民主党から積極的な発言が聞かれないので自分たちは新党に
行けないという前提で彼らは言っている。そこは仮定の議論かもしれ
ないが、選択肢としてあるのであれば、「ある」と言っていただきたいし、
ないのであれば「ない」と言っていただきたい。
【代表】
それにお答えするつもりはありません。それから、維新の参議院の
皆さんが今お話しのようなことをはっきり言っておられますか?私は
詳細を聞いていない。
【毎日新聞・田所記者】
維新との合流について3月末というタイムリミットを改めて示され、た
だ合流の方法については今はお話しなさらなかったが、民主が存続す
るのか解党するのかというその方法について、それを決めるのはいつ
までに、どのように決めることになるか。
【代表】
正確に私の言ったことを理解していただきたいのですが、私は3月い
っぱいがタイムリミットだと申し上げたのは、「合流するとすれば」という
ことで、「合流する」と言っているわけではない。
○参議院維新の党と日本を元気にする会の統一会派結成について
【毎日新聞・田所記者】
昨日、元気の松田代表の会見で、維新と統一会派を組むわけなので、
民主と統一会派を組む気があるかどうか質問したところ、民主が解党
するならばうちも考えたい、みたいなことを言っていた。参院維新だけ
でなく元気も解党、解党と言っているが、それについてどうお考えにな
るか。
【代表】
今、元気とは統一会派を組んでいるわけではない、話し合いをしてい
るわけではありません。話し合いもしていないのに、どういうことをおっし
ゃっているのか。
基本的な考え方は、私、昨日の参議院議員総会でも申し上げていま
すが、維新と民主は統一会派を作ることは党対党で合意されておりまし
て、参議院も、タイミングの問題はありますが、その方向性は全く揺らい
でおりません。
維新と元気が参議院で統一会派を作られるのは、それは維新と元気
の判断ですから、我々が何か言う立場にありませんが、維新と統一会派
を具体的に組む時に元気がそれに参加をするとか、そういう話になれば、
それは改めて我々が維新と行ったような政策協議を民主と元気の間で
一からやって合意に達するということが必要ですね。
それから党議拘束をかけないと元気が引き続き言われるとすると、そ
れは統一会派を我々としては組む意味がないということになります。
【テレビ朝日・河村記者】
もし元気と統一会派を組むとすれば、維新と行ったような政策協議を
やって合意に達することが必要だとおっしゃったが、仮の話になってしま
うが、政策協議をして合意したとしても、元気がさきの国会で安保法案に
賛成したという事実は残るわけで、そこと政策合意したとはいえ、組むと
いう可能性が本当にあるのかというのを確認したい。
【代表】
我々は今、全く考えていないし、元気のほうも別に我々と統一会派を
組みたいというお話はないと思うのです。だから、あまり仮定に仮定の
議論を重ねる必要はないと思います。
【フリーランス・安積記者】
かつて代表は民主党中心の野党結集で政権を目指すとおっしゃって
いたが、この「結集する野党」というのは、とりあえずは元気とか維新と
かは入らないということなのか。
【代表】
「結集」ということの意味はかなり幅広いです。ですから一つの党にな
るということを意味するものでは必ずしもない。
○「おおさか維新の会」について
【産経新聞・松本記者】
「おおさか維新の会」との関係について伺いたい。予算委員会の時間
配分をめぐってちょっともめているようだが、(民主党の)国対レベルで
は、「おおさか維新」は「うちは与党でも野党でもない」と本会議場で言っ
たのだから野党の枠組みではないという認識のようだが、代表のご認識
を伺いたい。
【代表】
党を代表しての代表質問で明確におっしゃったわけですから、それは
やはり尊重されるべきではないでしょうか。
【産経新聞・松本記者】
一方で「おおさか維新の会」は、自分たちは野党だ、野党の枠組みに
入れてくれと、そういうふうに言っているが、これははねつけるということ
か。
【代表】
どのレベルでどういう発言があるのかわかりませんが、代表質問で党
を代表して自分たちは与党でも野党でもないと明確におっしゃったわけ
ですから、それは重い。その発言を取り消されるなら別ですが。後は、
これからどういう行動をとられるのかということを見極めながら、我々と
して、与党なのか野党なのか判断していきたいと思います。
○国政選挙における市民系無所属候補の立候補について
【時事通信・小松記者】
選挙のことで伺いたいが、参議院の1人区を中心に無所属候補の推
薦という形で準備が進められていると思うが、無所属の候補だとビラの
配布とかポスターの掲示とかでいろいろハンディがあるということで、そ
ういう全国の10人以上の無所属候補を集めた形での確認団体という
届け出をして戦うという案もあるやに聞いている。そのメリットと、当選
後も無所属でということになるのかどうかについて見解を伺いたい。
【代表】
今の二つのお話はちょっと違う話なので、切り離してお話ししたほうが
混乱がないと思うが、10人以上を揃えれば、そういった選挙活動にお
いて全くの無所属というよりはいろいろな活動の範囲が広がるというの
は事実です。ただ、現時点でそれだけの数が揃っているわけではない
し、そもそもそれは我々から何か言う話ではなくて、候補者ないしはそ
の候補者を擁立した陣営の皆さんがお互いに連絡をとってどうされる
かという話なので、私がこの立場でコメントはしないほうがいいと思い
ます。ただ、客観的に見ると選挙活動の幅が広がる、手段が増えると
いうことは事実です。
それから当選後の所属については、10人集まってとかいう話とは別
の話として、無所属で今回各地で候補者が立って、民主も含めて各党
が推薦した場合に、選挙が終わった後、どうなるかというのは、基本的
にはそれは話し合いの問題だと思います。
○日韓関係について
【「FACTA」・宮嶋記者】
代表質問で、年末の日韓慰安婦合意というのは評価に値するとおっ
しゃっていた。それで年明け、北(朝鮮)の水爆みたいな話が出て、安
倍さんにしてはこの合意はタイムリーな金星だったんじゃないかと思う。
もちろん岡田さんは野党の代表で外相経験者だが、安倍さんにしては
よくやったということなのか。日韓関係の今の認識を少し具体的に伺い
たい。
【代表】
慰安婦問題で一定の合意に達したことは、私は評価をいたします。
ただ、まだ議論の余地があるところも出てきています。日韓の若干の
食い違いもあるかもしれません。それから私は総理に、慰安婦の問題
について、外相会談では反省、謝罪、そういうことについて文書で総理
が見解を述べたことになっていますが、そのことを国会で、自分の言葉
で言ってくださいと。総理はそれを言いませんでした。いまだに言って
いない。そういうところがはたしてどうなのか、疑問も残ります。これは
これから国会の中でいろいろな方が議論していくことになると思います。
それからもう一つ、ちょっと違和感を覚えたのは、その合意があるか
らこの北の問題に対しての対応ができるということを総理は誇られる
のですが、それは逆に、今まで日韓でこの北の問題についてろくに話
もできなかったと。それはなぜなのかということをしっかり反省してもら
いたいと思います。
【「FACTA」・宮嶋記者】
予算委員会で、安倍さんの家庭教師だった平沢さんが聞いておられ
たが、あの日本大使館前の例の少女像の撤去問題というのは、日韓
関係あるいは日韓外交という意味でどれほど重要な問題だと民主党、
むしろ外相経験者の岡田さんはお考えになるのか伺いたい。
【代表】
当然、日本国大使館の前にああいう像があるということは、それは下
げてもらいたいとは思います。ただ、今回の合意がどこまで合意してい
るのかというのは必ずしもはっきりしない。文書になっているのは、最
後は「努力する」という言い方で、「努力する」ということがどういう意味
なのかというのは、おそらく両国間で、外相間で話し合っておられると
思いますし、何か他のことと、自民党の一部には10億円の前提だとか、
いろいろな議論があります。現時点では、その辺はわかりません。で
すから国会の中でもそういったところを明らかにしていく必要があるか
もしれません。
○沖縄県宜野湾市長選挙について
【TBS・松本記者】
沖縄県宜野湾市長選挙について、自公が、連携して勝ち抜いてい
くということを確認したようだが、残り3週間を切った中で民主党とし
ての対応を改めて伺いたい。
【代表】
党本部では特に関与を考えているわけではありません。基本的に
党本部として対応するのは政令指定都市、首長の場合です。あるい
は知事ということであり、特に党本部として、決めているわけではあり
ません。
○被選挙権年齢の引き下げについて
【NHK・花岡記者】
年頭の記者会見で被選挙権の法案について今国会に提出したい
という話があった。被選挙権は大きなテーマになると思うが、それを
実現していく上で、まず民主党としての考え方をまとめた上で他党と
の協力、超党派で出して実現を図っていくという考えがあるかどうか
伺いたい。
【代表】
昨日も若い皆さんに集まっていただいて、山尾志桜里衆議院議員、
斎藤嘉隆参議院議員中心に議論の場(若者と共同作業で政策づく
りを進める会)も設けていただきました。そこでもこれから議論しても
らいたいと思っています。そういうものを踏まえながら、党の中で具体
的にどのぐらいの引き下げ、何歳にすればいいのかということを固め
て、法案の形にしたいと思います。当然維新とは、統一会派ですから
事前に調整することになりますし、法案を作った上で他の、これは与
党・野党も含めて呼びかけていきたいと考えています。