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岡田克也代表定例記者会見(4月1日)

岡田克也代表記者会見
2016年4月1日(金)15時01分~15時35分
編集・発行/民進党役員室(項目ごとに編集しました)

★会見の模様を以下のURLで配信しています。

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■冒頭発言
○年度始め・新体制での仕事始めにあたって
○核セキュリティ・サミットにおける首脳会談について
○GPIF運用成績の公表時期について
■質疑
○衆議院北海道5区・京都3区補欠選挙について
○給付型奨学金の創設案について
○代表発言をめぐる一部報道に対する抗議について
○消費税率の引き上げについて
○民進党と連合との関係について
○日銀短観・状況判断指数の悪化について
○「民進党」周知の取り組みについて
○次期衆議院選挙について
○山尾政調会長をめぐる報道について
○甘利前大臣をめぐる諸問題について
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■冒頭発言

【司会・辻元清美役員室長】
 皆様、今日は民進党として初めての代表定例記者会見になります。よろしくお願い申し上げます。

○年度始め・新体制での仕事始めにあたって

【代表】
 今日は、4月1日、年度始めです。
 今朝、職員の皆様に、新しい体制、新人も入りますし、そして維新の党・民主党それぞれの職員が一つになっての体制が始まりましたので、あいさつをしました。
 桜の花も満開でいよいよ春が来たということですが、7月の参議院選挙、ダブルと言う人もいます。場合によってはダブル選挙、それに向けてしっかりと力強く歩んでいかなければいけないと考えております。
 もちろんその前に補欠選挙もあります。日曜日に北海道5区に入る予定です。前回は中心街3ヵ所で街頭演説をやらせていただいたので、今回は漁港とか村とか、そういうところを中心に、候補者ととともに街頭演説をしてきたいと考えています。

○核セキュリティ・サミットにおける首脳会談について

【代表】
 核セキュリティ・サミットが行われました。そしてそのプロセスで日韓、日米の首脳会談も行われて、それ自身は非常によかったと思います。
 ただ、気になるのは、日中の首脳会談が何らかの理由で開催されていない。どういう理由か承知しませんが、なるべくいろいろな機会に日
中も含めて主要な国の首脳と日本国総理大臣が顔を合わせ、意思疎通をしておくことは非常に重要ではないかと思います。

○GPIF運用成績の公表時期について

【代表】
 最後に、非常に気になることですが、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用成績の公表が7月の後半になることが明らかになりました。党の勉強会の中で公表されたことですが、7月29日という報告でした。
 しかし過去、平成13年度は7月30日ですが、平成14年度から振り返って、特に最近は7月の初め、あるいは6月30日に公表されている
のに、なぜ7月末にまで公表を延ばさなければならないのか全く不明です。
 参議院選挙の間は発表しない。(昨年度は)運用成績で損が立つことが当然予想されますので、都合の悪い情報は(公表)日程を勝手に移動させて出さないと。そういうやり方を考えているとすれば、それは国民に正直に、いい情報も悪い情報も出すという姿勢からはかけ離れたものだと言わざるを得ません。
 総理は、株が上がって年金の収支がこれだけ黒字になったということを国会で今まで何度も言ってこられました。都合のいい時は言う、都合の悪い時は選挙を避けて言わないというのは、まともな政府のやる態度だとは思えないということを申し上げておきたい。

■質疑

○衆議院北海道5区・京都3区補欠選挙について

【フリーランス・上出記者】
 冒頭発言で補選のことが出たので伺いたい。野党の取り組みに今後つながっていく大事な補選かと思う。今のところの手応え、どのように情勢を受け止めていて、何がこれから大切だとお考えか伺いたい。

【代表】
 これは北海道5区の話ですが、私自身、一度入っただけです。その時には各街頭演説の会場に多くの方が集まっていただいて、熱気も非常にあった。
 日曜日に行ってみて、同じ5区の中でも地方はどうなのか。農村部とか漁港ですが、自分の目でも確かめてきたいと思います。
 全体的に、こちらは追い掛けている状況ということは変わりません。非常に力のある候補者です。力があるというのは、演説もすばらしいし、魅力のある候補者なので、接戦になれば勝ち抜ける。まだ接戦にまで行っていませんので、とにかく距離を少しでも縮めることが今大事なことではないかと思います。

【「FACTA」・宮嶋記者】
 やはり北海道5区が真価を問われるのだろうと思うが、先ほどの代表のおっしゃり方だと、まだ接戦ではないようなお話だったが、この間、枝野さんは「背中に手をかけた」と言っていた。接戦でないとしたら、どういう形で接戦に持っていこうとお考えか。手の内を明かしてくれというわけではないが、幹事長と代表で温度が違うような気がしたので伺いたい。

【代表】
 変わらないと思います。「接戦」ということのイメージの問題で、私は「接戦」というのは並んで走っているというのが「接戦」だと思っている。「背中に手をかけた」というのは、明らかにまだ前を走っているわけですから、それを「接戦」と言うかどうかの定義の問題だと思います。

【IWJ・ぎぎ記者】
 北海道の補欠選挙だが、党大会で代表が「しっかり結果を出す」と発言された。今の野党が与党の受け皿になるということをどれだけ強く有権者にイメージづけられるかがあると思うが、選挙に向けて4党の代表で一緒に北海道入りして、連携なり共闘をアピールする予定はあるか。また幹事長レベルで、選挙に勝つために何か協議をされているのか伺いたい。

【代表】
 選挙に勝つためのいろいろな協議は、これはもちろん地元を中心に各党やっているところです。しかし、具体的にどうすることが勝利につながるのかというのは、基本的に地元を中心にお任せして、我々はその指示に従ってやるべきことをやりたいと思っています。

【IWJ・ぎぎ記者】
 地元から要請があれば、代表同士で北海道入りすることもあり得るということか。

【代表】
 仮定の質問に私が答えると、「そういうふうに言った」ということになりますので、お答えするつもりはありません。

【フリーランス・上出記者】
 北海道補選とも関係があるが、一般の方の期待の仕方もいろいろあると思う。安保法制のデモにも参加して、今の政治を何とかしなければならないという積極的な人たちの期待と、いわゆる保守的と言われる人たちの期待とあって、いろいろ難しいと思うが、今の状況、特に共産党との関係は難しいと思うが、実際のところ何が一番大切なことだと思っておられるのか伺いたい。

【代表】
 もちろん、これは北海道5区・京都3区における選挙ですので、候補者が何を主張するかというのは、特に北海道5区の場合には公認候補ではありませんので、我々が何か指示を出すとか、そういう話ではない。彼女は彼女の今までの経験を語り、そして「格差の少ない社会」ということでお話しになっていると思います。それと同時に、立憲主義・平和主義についてもお話しになっている。それは私が言っていることと大きな方向は一緒ですので、私は安心して聞いていたというのが、前回(現地入りした時の状況)です。

○給付型奨学金の創設案について

【日本経済新聞・宮坂記者】
 今日、自民党の教育再生実行本部の部会で、給付型奨学金を含む提言を取りまとめ、週明け4日にも総理に提出するという動きがあった。給付型奨学金は、民主党時代から今の民進党に至るまで「進めるべき」という立場かと思うが、今後民進党としては、法律も含めてどういう取り組みを進めていきたいかということと、こういった与党側の動きについてどう受け止められているか伺いたい。

【代表】
 与党側にも、給付型の奨学金について前向きに取り組むべきだという意見はありました。衆議院の予算委員会でも、馳文部科学大臣は、若干そういうニュアンスを感じさせる答弁もありました。総理は冷たかったと思いますが。したがって、これ与党が取りまとめたものを、総理がどう受け止めるかということは非常に大事だと思います。
 そして給付型奨学金ができるということであれば、これは非常にいいことです。我々の今までの努力も実ったと、積極的に受け止めたいと思います。
 はたしてどのぐらいの中身のものができるのか、あるいはできないのかということを注視したい。

○代表発言をめぐる一部報道に対する抗議について

【IWJ・ぎぎ記者】
 3月28日に時事通信が、岡田代表がテレビ番組の中で、「消費増税を予定通り実施するべきだ」と言ったという趣旨で発言したと、こういう見出し(「消費増税、予定通り実施を=岡田民進代表」)で報じた。その後、党から訂正を求める抗議文を出されたと聞いているが、時事通信社はその後、記事をどう訂正し、また何か党に直接連絡があったのか。また、増税に関して、代表の見解を改めて伺いたい。

【代表】
 時事通信に対しては、辻元役員室長の名前で抗議をしております。
我々としては、少なくとも表題の部分は全く私は発言していませんので、誤った記事であると断言しておきます。

【辻元役員室長】
 補足で。私の名前で抗議文を出しまして、そしてその後、時事通信社のほうから、一部誤解があるようなところもあったかもしれない、今後は注意をするというような、書面でご回答をいただいた。
 その後の対応については、タイトルがやはり断定調でしたので、その部分についてどうするか、また引き続き話し合いをしたいなと思っております。訂正です。今、私、「書面で回答が来た」と申し上げました。それは間違いで、口頭で回答を役員室のほうにいただいて、ということです。

【IWJ・ぎぎ記者】
 担当の方が電話をかけてきたのか。

【辻元役員室長】
 そうです。事務局が受けました。

【時事通信・小松記者】
 弊社の記事について、「誤解があった」という発言は、誰の発言ですか。

【辻元役員室長】
 では、正確に言ってもらいます。

【事務局】
 「誤解があった」という表現ではなくて、「誤解を招かないように平素から努力しているし、今後とも続けていく」という発言でございます。そ
こは訂正いたします。

○消費税率の引き上げについて

【IWJ・ぎぎ記者】
 共産・生活・社民、以前の維新もそうだが、消費増税凍結法案を共同提出したいということで、民進党の岡田代表に呼びかけていると思うが、これに応じるつもりがあるのか。イエスであってもノーであっても、その理由を伺いたい。

【代表】
 他の野党からそういう話は出ておりますけれども、我々が今そういう凍結法案を一緒に出すということは考えておりません。

【産経新聞・松本記者】
 凍結法案について、一緒に出すことは考えていないということだが、これは昨日のテレビ番組でも判断の時期、サミットと同じ頃ではないかというお話だった。まだ判断を示していないがゆえに、一緒に出すことはないという理屈か。

【代表】
 基本的にはそういうことですね。あとは法案の中身です。どういう中身なのかということにもよると思います。

○野党4党連携協議について

【ジャパンタイムズ・尾崎記者】
 共産党との連携について、ここ数日のラジオ番組等で岡田代表が距離を置くような発言をされているという報道もあった。改めて、参院選に向けて共産党との連携はどういった形のものが適切だと考えていらっしゃるか。どこまでなら協力できるのかを伺いたい。

【代表】
 まず私がどう発言したのかということは承知しておられると思いますが、私は今までと違ったことを言っておりません。従来と同じことを申し上げている。基本になっているのは、野党党首会談での合意事項、「国会における対応や国政選挙等あらゆる場面でできる限りの協力を行う」と、この考え方でやっています。

【ジャパンタイムズ・尾崎記者】
 連立政権を組むことはあり得ないという趣旨の発言もあったと聞いているが、そのようにお考えになる理由を改めて伺いたい。

【代表】
 これはもう随分前から、私ははっきり、何回も言っている。理念、基本政策が異なる政党と連立政権を組むことは考えていないということです。

○民進党と連合との関係について

【共同通信・関記者】
 連合が昨年10月に発表された運動方針の中では、民主党との関係について、「多くの政策を共有する民主党の支援を強化」という表現があった。さきにまた決めた運動方針の中では、民進党については、「支援」という表現は削除し、「個別政策を見定めながら連携していく」という表現に変わった。連合の姿勢についての所感を伺いたい。

【代表】
 党の名前も変わり、規約も変わったわけですから、そのまま丸ごとというわけにいかないのは、それは組織として当然のことだと思います。
 これからさまざまな議論を経て、民進党の政策が連合とかなりオーバーラップするものだという理解をしていただいて、従来の民主党と同じような関係にあることが確認されることを期待しています。

【共同通信・関記者】
 代表はかねがね、連合の中でも産別ごとに民主党議員に対する支援にグラデーションがあり、維新の議員の方も同様だと発言されていた。一方で旧維新の方たちは、公務員人件費削減などを旗印にやってこられた部分もあり、今後、官公労を含め、民進党と連合の関係が変わる可能性もあるかと考えている方もいると思う。先ほど「期待する」とおっしゃったが、連合との関係について、今後の進展についての期待感を伺いたい。

【代表】
 まず質問の趣旨をクリアにしたいと思うのですが、党対連合の関係と、個々の政治家対連合の関係というように、私はいつも分けて考えております。民進党と連合の関係は、従来の民主党と連合の関係と同様のものになることを期待しているということを、先ほど申し上げたところです。
 その上で、個々の政治家、例えば国会議員あるいは候補者と連合の関係は、連合が判断されることだと思っています。それぞれの政治家の考え方がありますので、特に産別ごとにどういう対応をするかということは、それは我々が決める話ではないと思っています。
 ただ、そうは言っても、最初の党の話について言うと、連合も民進党から組織内の候補者を出しておられるわけですから、特に今度の(参議院選挙の)比例ですね。それは候補者個人であるとともに、やはり民進党の候補者を出しているので、そういう意味で従来の民主党時代と関係が変わるというふうには私は考えておりません。

○日銀短観・状況判断指数の悪化について

【時事通信・小松記者】
 今日発表した日銀短観(全国企業短期経済観測調査)で、企業の景況感を示す状況判断指数が悪化した。これの影響で平均株価も下げているが、現状について、安倍政権の対応も含めてお伺いしたい。

【代表】
 安倍総理のいろいろな発言にもかかわらず、景気の現状は厳しいというのが我々のもともとの認識で、今回の短観もその一つの表れではないかと思います。

○「民進党」周知の取り組みについて

【日本経済新聞・宮坂記者】
 昨日の民進党のツイッターのツィートで、今週1週間は党幹部は青のポケットチーフをつけていると紹介されていた。今日、代表はつけていないが、こういった取り組みをする狙いと、今どのぐらい、党幹部が取り組んでいるのかを伺いたい。

【代表】
 (青のチーフ)つけていないですね。示し合わせでつけていたわけではないです。党大会で振った青いチーフがあったので、ちょうどいいかなと私はつけておりましたが。ちょっとポケットチーフにするには生地が厚過ぎるし、あまり適切でないなと思ったので取っておりますが、もう少しちゃんとしたチーフがあれば、この際つけたいなとは思っています。

【日本経済新聞・宮坂記者】
 党のイメージ、それから党名も含めて、これから浸透させることがとても大事になってくると思うが、代表自ら、この党の名前とイメージの浸透ということについて、どういうことに力を注いでいきたいか伺いたい。

【代表】
 党名は、とにかく1日何回か唱えていくしかない。私はそう悲観しているわけではなくて、意外と国民の皆さん、「民進党」を知っていくスピードは速いと思います。
 あとは党のマークとか色。色は多分あの青になるんだと思いますが、そういったものを早く決めて、より浸透を図っていきたいと思います。

【「FACTA」・宮嶋記者】
 今日、事務局もスタートだということだが、この「民進党」という名前、これは比例投票で「民主党」と書くと社民党と自民党に行ってしまうのか。これをどういう形で浸透していくかということについて、今日事務局に当然指示されたと思うが、具体的にこの名前をどういう形で広めていこうという、代表の腹案があればぜひ伺いたい。

【代表】
 腹案は、話せばその瞬間に腹案ではなくなります。ポスターをいっぱい貼ることが、まず大事ではないですか。

【フリーランス・堀田記者】
 この民進党の色(文字色)だが、品川プリンスで見た時は、群青色、ダークブルーだった。とてもいい色だが、これは黒でやるのか。私は群青色がいいと思うが。(笑い声)

【代表】
 貴重なアドバイス、真摯に受け止めさせていただきたいと思います。
 一応、これ(黒色)だと思います。党としてのシンボルカラーは、ダークブルーというか群青色というか、ということに一応なっていますが、正式にはまだ決まっていない。党のマークが、どうなるかによっても変わるかもしれません。

○次期衆議院選挙について

【「FACTA」・宮嶋記者】
 09年の衆議院選の時は民主党は公示前115から308、12年の時は自民党が118から294。この選挙制度の特性からして3倍増はありだという過去の実例がある。今回、民進党スタートの90幾つというのは、政権交代に十分な数なのか、やはり過去の経験から120ぐらいにはしないといかんのか、その基本認識を伺いたい。松野さんがおっしゃっているように100を超えてくれば、政権交代十分いけるのだと、きょうは4月1日だが、本気でどういうふうに思っておられるのか伺いたい。
 
【代表】
 小選挙区というのは、大きく変わることはあり得ると。そういう選挙制度だと思っています。
 ただ、やはりそれだけ言っていれば実現するわけではないので、さまざまな努力が要る。そのうちの一つは、現職の国会議員全員が小選挙区で勝ち上がれることです。これはまず、できることです。
 それから既に公認内定した約100人を超える候補者がいますから、しっかりと勝ち上がれるようにするということです。
 私は従来から持論で、小選挙区で安定的に勝てる人間を100人つくれば、状況によって政権交代可能になると申し上げている。残念ながら、前回選挙で小選挙区で勝った人は、そう多いわけではありません。たぶん民主党で30数名、維新で4名か5名だったと思います。それが100名になるように、それぞれの政治家、現職議員を筆頭にしっかり努力してもらいたいと思います。

【NHK・花岡記者】
 冒頭で衆参同日という声もあるという話があった。衆議院選挙の擁立状況だが、昨日代表はテレビ番組の出演の中で、250を目指してやっていきたいという数字を出された。民進党の方針としては、過半数238という方針が確認されたと聞いていたが、これは目標が250ということなのか。

【代表】
 正確に言うと「過半数を越える候補者を立てたい」ということです。

【NHK・花岡記者】
 その過半数を立てるということは、この選挙で政権を取りに行くということでよろしいか。

【代表】
 常に衆議院選挙は、政権交代を念頭に置いて選挙をするというのは当然だと思います。
 ただ、実態が伴わないままそれだけ言っても、国民から信憑性がないというか、その実態をどれだけ積み上げていくかということは、旗を振ることと同時に大事なことだと思っています。

○山尾政調会長をめぐる報道について

【日刊スポーツ・中山記者】
 政調会長の件で、代表は、昨日までに、ご自身が確認する話だとおっしゃっていたと思うが、その後、政調会長と直接話をされたかということと、党大会でもおっしゃっていたように期待の人材だったと思うが、出だしからこういう話が出たことに関して改めて感想を伺いたい。

【代表】
 今日は話しておりません。ただ、彼女自身が説明する、少なくとも調査すると言っていますから、調査して説明してもらいたい。現時点で、それ以上、特に言うことはありません。

【フリーランス・堀田記者】
 水曜日に「週刊新潮」を見たが、ガソリン代について、これは6年から8年ぐらい前の都議選などで、与党・野党問わず使い過ぎたということで、みんな返している。「かかった」という金を返している。みんな、でたらめがあったのですね。選挙期間中とか、そういったので。そういったのは、検事をやっていた山尾さんだからわかっていると思うが、ちょっと報告が遅い。こんなのは調べればすぐわかることだから。

【代表】
 選挙期間中の話と1年間を通じた収支報告の話は、中身は違うと思いますけれども。いずれにしても、調べて速やかに説明することが大事だと思っています。

【読売新聞・中田記者】
 今回の指摘があった「政治とカネ」の問題について、代表はどのように受け止められているかということと、政調会長の進退についての考えを伺いたい。

【代表】
 全く中身がわかりませんので。本人も説明をこれからということですから、現時点で何か言うことはございません。

【TBS・牧野記者】
 4日に待機児童対策本部が行われるという案内があったが、それが急遽中止という連絡が来た。これと政調会長の件と関係はあるのか。

【代表】
 それは私に聞かれてもわかりません。

○甘利前大臣をめぐる諸問題について

【フリーランス・上出記者】
 甘利前大臣の問題は、決して中途半端にさせてはいけない、きちっとやってほしいと思う。これについての取り組みを伺いたい。

【代表】
 甘利大臣の、今回お辞めになった問題と同時に、今問題になっているのはTPPのフロマン米国通商代表との交渉の中身が全く示されて
いないこと。情報開示されていないという問題です。したがって、国会でそのことをきちっと、今大臣を辞めたとはいえ、今の大臣が説明できないのであれば、甘利さんに聞くしかない。
 したがって今日、先ほど代議士会の時に山井和則さんが発言していましたが甘利さんの地元事務所に出向いて、国会に出てきて説明するようにという要請書を手渡すと。誰に手渡すのかわかりませんが、そういうことも考えているところです。




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