福田新総理――党四役は厳しい船出、組閣は清新な人を
先ほど衆議院の本会議が開かれ、首班指名の投票を行いました。我々はもちろん、「小沢一郎」と書いたわけですが、圧倒的多数で福田さんが衆議院としての首班の指名をされました。
もちろん、参議院においては、いま投票が行なわれているところですが、こちらでは、圧倒的に小沢一郎さんが指名されるということになります。
したがって、両院協議会を開いてそこで協議する。最終的には決着がつきませんが、衆議院の議決が優先するのが憲法上の約束ですので、福田さんが今日中には総理になると、そして組閣を始めるということになるわけです。
今日組閣が行われるかどうかは現時点ではまだ決まっていません。総理が決まった段階で、天皇陛下にそのことを報告しなければなりません。全体の時間のやりくりの中で、今日中に組閣を終えるのか、それとも明日にズレこむのか、現時点でははっきりしてないということです。
さて、福田さんはすでに自民党総裁としてはもう決定されていますので、党三役、ないしはこれからは党四役になるそうですが、その人事が昨日発表されました。
この名前を聞いた瞬間、私は、メディアも指摘していることですが、派閥の親分衆が並んだ四役だということで、よくやったなと、よくやったという意味は、開き直って、国民の支持率がかなり下がることを覚悟して、でもそうせざるを得なかった。
福田総裁もかなり選択肢が狭いなかで、あるいは総裁選挙の中で、いろんな約束の中で、こういうことをせざるを得なかったのかなと思いました。
かなり厳しい船出だと思います。もう少し何とかならなかったのかなという感じがするのは私だけではないと思います。
是非、組閣においては、もう少し清新な新しい人材も入れた、そういった組閣をされることを、国民の1人として期待をしていきたいと思います。
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