総理の臨時代理を立てなかったことは理解できない
昨日、同様に安倍総理の記者会見が開かれました。この間の経緯について説明をされましたが、非常にやつれて、痛々しい感じでした。本当にご苦労様でしたと申し上げたいと思います。
ただ、これは安倍さんだけの責任ではないのですが、与謝野官房長官や、麻生幹事長にも責任があるわけですが、やはりこの間に代理を立てなかったというのは、私はどうしても理解ができません。
総理の立場、総理大臣のポストというのはそんなに軽いものではないはずです。誰も代理がいないということになると、もちろん安倍さんは日本の国内にいて、入院しておられる慶応大学病院は、パトカーを先頭につければ、5分で官邸に戻れるところかもしれません。
しかしこの間、日々の情報がきちんと安倍さんのもとに届いていたとは考えにくいわけです。
そして、何らかの突発的な事故、例えば大震災とか、大きな事故とか、あるいはどこからかミサイルが飛んでくるとか、そういうことがあった場合に、自衛隊に対して出動命令を下せるのは総理大臣ですから、その総理大臣が十分な情報を得て適切な判断ができる状況にないということであれば、これは大変な問題です。
安倍さん自身も、官邸主導ということを言われてきたわけですから、総理大臣の権限とか立場、1億3千万の国民の命と、そして生活、財産、そういったものを最終的に預かっている、そういう重い立場にあるということは十分ご存じのはずです。
そうであれば、やはりここは代理をきちんと立てておくべきではなかったか、そういう思いがしてならないわけです。この点は、予算委員会でも福田新総裁と少し議論をしたいなと考えています。
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