第1次公認発表――何らかのメリハリはやむを得ない
いよいよ解散・総選挙の足音が近くなってきました。
私は予算委員会の審議すらなしで解散をするとしたら、それはそれだけで総理としての資格がない、つまり、国民に対して国会という場できちんと、自ら総理として何をなすべきか、議論を通して説明することが、失言をするかもしれない、あるいは十分答えられないかもしれないから避けるとすれば、それだけで総理としての資格がないと考えます。
ただ、解散を決めるのは総理ですから、このまま行くと代表質問、これは本会議で行われるわけですが、あらかじめ何を訊くかということは分かっていますので、作られた答弁書を基本的に読むだけで終わってしまいます。
この代表質問だけで解散するとすれば、私は問題だと思います。しかし、決めるのは総理ですから、そうなってしまう可能性がかなり高まっているということです。
私の地元もかなり緊張感が高まり、具体的な、例えば選挙事務所の確保ですとか様々な準備活動に追われ始めています。
そういう中で、先週常任幹事会が開かれまして、第1次公認187名が決定されました。いつもと比べると少し早めの決定です。ここで、すでに内定されていた前職や新人の中で、公認された人とされない人が出てきました。
あるいは、現職ですら公認されない人が若干出てきたわけです。もちろん、その結果は恣意的になされたものではなくて、党で行った調査に基づくもの。調査もサンプル数が限られていますので、必ずしも正確ではないかもしれませんが、しかし、その客観的なデータに基づいて一定の線を今回引いたということは、私は当然認められるし、むしろそれぐらいの厳しさがあっていいと考えています。
もちろん、公認されなかったほうからすれば、いろいろ言いたいことはあると思います。しかし、とにかく今回のことをかえって励みにし、バネにして、最終的に公認されて当選するという道を目指していただきたいものだと思います。
3年間全国を回ってきた1人として、率直に申し上げますと、候補者とされる人の中でも、一生懸命それこそ死に物狂いで、頭が下がるような思いでやっている人と、一体いままで何をやってきたのかという人と、かなり分かれるわけで、今回公認されなかった方がやってなかったと言う気は全くありませんが、しかし、何らかのメリハリということはやむを得ないことだと思っています。
とにかく目標は政権交代です。そのためには300小選挙区の中で160、170と勝っていかなければなりません。今回のことを1つの励みにして、皆で頑張るということだと思っています。
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