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2008.10.31|TALK-ABOUT [ブログ]

12月解散の可能性は高い、ここで緩んだほうが負け


昨日、麻生総理が記者会見をしました。

まず、経済対策についてですが、これはこれから予算委員会などでも議論していくことになりますけれども、私は最も納得のいかないのが、定額減税(定額給付金)です。


2兆円規模ということですが、一方で増税が当然のことながら将来予定されているわけで、そういう中でどれだけ効果があることなのか。

つまり、将来増税があるという前提で考えたときに、果たして2兆円がプラスアルファとして消費に回るかというと、それはかなり可能性が低いと思います。しかも、選挙の前に配るということで、皮肉な見方をすれば、合法的な買収だと言われても仕方がないかもしれません。

私はこの2兆円で、だから自民党に入れる、あるいは、公明党に入れるという方は少ないと思いますが、特に申し上げたいのは、結局それは、いつかは返さなければいけないお金であるということを考えていただきたいということです。

別にいまの政府が有権者の皆さんにタダで配ってくれるお金ではなくて、結局自分のお金なんだということを理解していただきたいと思っています。

さて、解散の時期について、麻生さんのおっしゃったこと、私の受けた印象は、12月解散の可能性はかなり高いなということです。

いままで、世界的な金融危機にあるなかで政治空白はまずいと言っていたはずの麻生総理ですが、昨日の記者会見では、そのことをある意味では打ち消した発言になっています。

もちろん、その時点における調査結果がどうなるか。今回のように自民党苦戦ということであれば、解散はさらに先延ばしされる可能性はありますが、12月の予算編成後、つまり12月末に解散して、1月に投票日が来るという可能性はかなりあるのではないでしょうか。

そういう意味で、解散が延びたといって、ここで緩んでしまったほうが負けということだと思います。

もちろん、選挙が近いということで、全力で走ってきた候補者、あるいはその周辺の活動家・運動員の皆さんにとっては、休みも必要です。

しかし、そこで完全に休んでしまったら、次に再起動するのにやはりそれなりのエネルギーと時間が必要になります。そういう意味で、多少ペースを落としながら、しかし走り続けるということが重要ではないでしょうか。

特にあまり経験のない新人の皆さんにはそのことを是非私からも伝えていきたいと思います。

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