民主・自民両党の党大会――今年1年の緊張の幕開け
昨日、民主党大会が港区芝のメルパルクで行なわれました。
いままでの党大会といいますと、もう少し大きなホテルを借りて、盛大に時間をかけて行われたものですが、昨日も時間でいいましても1時間半くらいでしょうか、極めてコンパクトで、人数も絞って行われました。
特に、全国のまだ現職ではない候補者については、今回出席を求めずに、しっかり地元で活動しろということで行われたものです。
コンパクトでしたが、内容のある、いい党大会ではなかったかと思います。
この中で、各党代表の挨拶に引き続いて、小沢代表が挨拶をされました。そして、具体的に言われたことは、これからの経済対策という意味も兼ねた、「環境のニュー・ディール」と「安心・安全のニュー・ディール」です。
新たな需要を作り出していく、それをこういった地球温暖化問題をはじめとする環境、そして安心・安全というところに、より投資をしていくという方向性を出したもので、従来から私が言っている「ヒトに対する投資」、「地球温暖化に対する投資」、そして「食料に対する投資」といったものとほぼ方向性を同じくする主張だったと思います。
今後、それに対する財源も含めて、いままで我が党としてまとめてきた様々な政策の中で、新しいこの経済状況の中で、何をより優先し、何を優先しないのか。限られた財源の中でどうしていくのかということが、しっかりと求められると思います。党の中で、さらに議論を尽くしていきたいと思います。
同じ日に、自民党も党大会をやりました。私は、映像でしか見ていません。ただ、少し気になるのは、麻生さんの表情にあまりにも余裕がないことです。
麻生さんの人気の源泉の1つは、その「ちょい悪おやじぶり」だったと思うんですけれども、そういうものが影を潜めて、余裕なく叫ぶ総理。
もちろん、いまの支持率とか党の中での混乱を見れば、そういうお気持ちになることはわかりますが、敵のことながら、もう少し余裕を持ってマイペースでやられたほうがいいんじゃないかなと、そんな気がした次第です。
いずれにしても、今年は決戦の年。春かあるいはもう少し遅くなるか、諸説ありますが、いつあってもしっかりと勝利できるように、そして、勝利したときには、その後4年間しっかりと民主党がリーダーシップを発揮して、日本を変えることができるように頑張っていかなければいけません。
今年1年の、大変緊張の幕開けだと思います。
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