下宿のおばさん――学生以来、30数年ぶりの再会
大変忙しい、バタバタしたなかですが、昨日ある人のお見舞いに行ってきました。
「ある人」というのは、山本さんとおっしゃる方で、私が大学に入って、教養学部の時代に2年間お世話になった下宿屋のおばさんです。教養学部のある駒場に比較的近いということもあって、5人ぐらいの学生がその下宿にお世話になっていました。
特長は、晩ご飯と朝ご飯が出るということで、5人の若者がそれぞれバラック作りのような部屋に、個室でしたけれども生活をして、そして時間になると大部屋に行って食事をしていました。
当時もう50代ということでしたが、大変元気なおばさんで、普段偏った食事をしている我々にとって、土日を除いてではありましたが、食事を出していただいたことは大変ありがたかった。そのことをよく思い出します。
そして、おばさんは犬を飼っていて、大変可愛がっておられましたが、その犬がチワワのような小さな犬で、気を抜くと私たちの食事を食べてしまいます。といって、その犬に厳しくあたると、おばさんににらまれるということで、ちょっと苦労をしながら食事をしたことなどを非常に懐かしく思い出します。
私は、電話ではお話をしたことがあったのですが、お会いしたのは本当に30数年ぶりで、老人ホームに入られたということでしたので、当時の仲間とともにお見舞いに伺いました。
90歳ということですがとても元気で、お話しになる声は昔と変わらず若くて張りがあって、とてもいい時間をともに過ごさせていただいたと思っています。
いろんな方にお世話になって、この位置まで来たんだなということを、山本さんにお会いして、改めて感じさせていただきました。
いつまでもお元気に。そして、またお邪魔して昔話をしたいなと思った次第です。
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