鳩山代表は説明責任を果たした-それを伝える努力が必要
今日は前回(7月2日)に引き続き、鳩山さんの個人献金の問題について、お話をしたいと思います。
前回私は、「説明責任」という言葉を何回か使いました。しかし、考えてみると、この「説明責任」という言葉の曖昧さ、そこはよほど気をつけなければいけないと考えています。
私に対しても、「岡田さんは、鳩山代表は説明責任を果たしたと言っているけれども、本当にそう思うのか」とか様々な質問が発せられます。私の周りの記者の皆さんからです。しかし、そこで言う「説明責任」とは何かというのは、必ずしも明らかではないわけです。
私がいま答えているのは、鳩山代表は説明責任を果たされた。しかし、その内容がうまく国民の皆さんに伝わっていない。だから、伝える努力をしなければいけないと申し上げているところです。
つまり、4人の弁護士が徹底的に調査をして、記者会見を開いているということ。その場で、鳩山さんご自身が自らの非を認めて謝罪をしていること。関係者が処分されていること。かなり詳細な報告をなされたこと。こういうことが、あまり国民の皆さんに伝わっていないのではないかということです。
一方で、与党の方は国会という公の場を使って様々な発言をしていますが、問題を抱えた与党の議員が、記者会見を開いたとか、非を認めて謝罪したとか、そういう話はついぞ聞かないわけで、もう少しバランスの取れた報道があってもいいのではないかと思わないではありません。
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