都議選、不信任案-総理が解散するチャンスはいましかない
先週来、都議選で非常に忙しくしていまして、少し時間が空いてしまったことを申し訳なく思います。そして、都議選において民主党に大きな勝利を与えていただきましたこと、心から御礼申し上げたいと思います。
勝因は、もちろん民主党に対する期待感、そして長い石原都政に対する批判、そういったことがベースにあると思いますが、積極的に候補者をたくさん立てるという民主党の考え方が、非常に幸いしたとも思います。私も各候補者を応援に回るなかで、いい候補者が揃ったなと感じていました。
いずれにしても、菅直人都連会長はじめ都連の皆さん、そして鳩山代表はじめ党本部の衆参両院議員、そして秘書の皆さんのご尽力のお陰だと、幹事長としても心から感謝申し上げたいと思います。
さて、今日いよいよ満を持して内閣不信任案、そして問責決議案を提出しました。他の野党からは、早く出すべきだというご議論もいただいていましたが、私としては、出す以上はそれが解散・総選挙につながる可能性であるものでなければ、単にセレモニーとして出しても意味はないと思い、今日までずっと抱えてきたわけです。
都議選の結果も出た。そして、麻生さんは7月21日に衆議院を解散し、8月30日に投票日、そういう日程も口にしました。私は、麻生さんがそう述べたにもかかわらず、すんなりとそうはいかないだろうと思っています。現に、自民党はいま党内大騒ぎになっていて、麻生総理を替えて新しい総理のもとで解散すべきだという声は、非常に強くあるわけです。
逆に言いますと、麻生さんが自らの手で解散をするという信念をお持ちであれば、民主党が出した内閣不信任案が1つのきっかけになって、そして自ら解散をする。これしかないのではないかと思います。21日まで1週間待っていたのでは、もう麻生さんの名のもとに解散する可能性は非常に少なくなってしまうと思います。
私は、小泉さんで2005年の選挙が行われ、その後選挙の審判を経ないまま、安倍さん、福田さん、麻生さんと来ているわけですから、その麻生さんのもとで、解散・総選挙を行うべきだと。また顔を替えて選挙をするというのは、結局、国民の立場からすれば、選挙の前に顔だけ替えて、いい加減な公約で選挙をやって、選挙が終わればまた知らん顔と、過去4年間と同じことが繰り返されるに過ぎないと国民の皆さんは判断されるのではないかと思っています。
麻生さんを別に励ますわけではありませんが、麻生さんのもとで解散するということは、理にかなったことでもありますし、そのチャンスはいましかないと申し上げておきたいと思います。
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