外務大臣就任-まずは外交に対する信頼回復に全力
先ほど本会議場で首班指名が行われ、鳩山さんが圧倒的な数で指名され、総理に確定されました。その鳩山さんから官邸に呼ばれ、外務大臣をということでしたので、喜んでお受けしました。
これから、皇居で認証式があり、外務省への初登庁、そこでの記者会見と、深夜まで日程が続くことになります。その合間を縫って、皆さんにお話をしているところです。
さて、日本の外交はいま、大きな課題に直面しています。まず、外交に対する国民の信頼が大きく揺らいでいると私は思います。その信頼を取り戻す、そのために、まず全力を挙げたいと思います。
そして、100日くらいの間に解決をしなければいけない様々な問題。例えば、米軍再編に伴う沖縄普天間基地の問題。あるいは、アフガニスタン、パキスタンの復興支援の問題。12月にデンマークでCOP15が予定されている地球温暖化についての世界的な協議の問題。そして、北朝鮮の問題等々、ここ100日くらいの間に様々な問題が、解決を迫られています。
次の参議院選挙まで300日くらいと考えれば、日米同盟をさらに深めていかなければなりませんし、そして、中国、韓国、ASEAN、インドといった国々との東アジア共同体というものを、将来視野に置いた相互の依存関係の深まり、そのために政治が何をすべきか。そして、アフリカを中心とする貧困の問題などなど、大きな課題が山積しています。
日本の外交、ここ数年、私には非常に停滞していたように思われます。しっかりとリーダーシップを持って、外交を引っ張っていきたいと思います。
あわせて、外務大臣というのは、もちろん、外交をやることが第一の仕事ですが、国務大臣として国全体の政治についても責任を分かち合っているわけで、鳩山さんをトップに、この新しい政権が、しっかりと国民の期待に応えられるように頑張っていかなければいけないと改めて感じているところです。
このブログも、外務大臣ということになりますと、外務省のホームページでもいろいろなニュースは報じられますが、政策論というよりは、やや個人的な思いを中心に続けていきたいと思っています。
そうはいっても、海外出張も非常に多くなりますので、従来のような頻度ではできないかもしれませんが、簡潔に、いろんなその時々の思いを皆さんにお伝えしていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願い申し上げたいと思います。
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