インドネシア訪問-印象的だった被災地で活躍する日本チーム
今日は、インドネシア訪問についてお話したいと思います。
インドネシアは、ASEAN(東南アジア諸国連合)の10カ国の中のリーダー的存在で、特に最近は、ユドヨノ大統領が2期目の当選を果たしたわけですが、大統領選挙もきちんと行われ、民主主義が成熟化して、かつ経済的にも、様々問題はありましたが、前回のアジア経済危機と比べれば、今回ははるかに上手くその危機を乗り越えて、様々な意味で非常に安定感を増し、期待される、そういう国です。
今回、ユドヨノ大統領とも30分ほどお話をする機会がありました。同時に、先般起こった西スマトラ州での地震の現場に、自衛隊の医療チームが派遣されていますので、その現場にも行ってきました。
現地は、デング熱の恐れがあるということで、非常に厳しい環境ですが、そういう中、自衛隊の皆さんは一生懸命に医療活動をされていて、その姿は非常に印象的でした。
我々と入れ違いになったのですが、緊急援助隊も素早く被災地に入り、しっかりとした活動をしたということで、日本のチームの活躍がインドネシアの中でも非常に評価されていたことは印象的でした。
(インドネシアは)日本に対しても非常に親日的な国ですから、これからも大事にしていかなければいけない。そういう意味では、外務大臣自身が地震のすぐあとに被災地に入り、そして、2期目の当選を果たしたユドヨノ大統領にも早い段階でお目にかかれたということは、1つの資産になったのではないかなと思っています。
最後に被災地で、私の好きなドリアンを買って食べました。これで長く厳しかった旅、6泊のうち3泊が機中泊だった旅も終わるという気の緩みからか、ドリアンを食べすぎて若干体調を崩したのが、苦い思い出というか、楽しい思い出でした。
今回のインドネシア訪問で、中国からアフガニスタン、パキスタンと回った旅が一度終わり、しばらく東京でしっかりと残った仕事をしなければいけないと思います。
しかし、現場を見ることがいかに大事かということを、改めて実感した旅でした。
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