国会延長―もっと安くて機能的なイスを
国会は、本来は今日で会期末ということになりますが、12月4日まで延長ということで、本会議でこれから決まる、そういう状態にあります。
しかし、先ほど参議院の本会議で外務省関連の3条約について承認されましたので、この国会における外務省の条約・法案については終わったということで、一息ついているところです。
この国会は4日までありますので、まだ振り返るにはちょっと早いのですが、初めての予算委員会もあり、それから条約の審議といっても、条約そのものを聞かれるということはあまりなくて、結局沖縄の基地問題や密約の問題といったことに対する質疑が大部分でした。
私は、なるべく率直にという思いで答弁をしてまいりましたが、どうしてもいまの段階では言えないこともあります。
例えば、核の廃絶に向けての具体的な取り組みということに関して、私自身の思いはいろいろありますが、しかし、一足飛びに核の廃絶というわけにはいきません。一歩一歩着実に進めていかなければならない。そういう中で、質問者との議論がかみ合わないことも結構ありました。
ただ、質問者というのは、共産党を別にすれば、いままで与党だったわけですから、自分たちのときに進められなかったことをもっと早くやれというのは、若干矛盾を感じないわけにはいきません。しかし、なるべく丁寧にお答えをしてきたつもりです。
あと、改めて予算委員会をやってみて感じることですが、もう少し環境整備をしたほうが良いと思います。例えば、イス1つとっても、私は予算委員会の筆頭理事をやっていたのでよく分かりますが、委員席もかなりひどい状態です。
1つの長机に3人座るわけですが、ほとんど身動きの取れないほどイスが大きいわけです。大きなイスは立派そうでいいのですが、身動きが取れないということは、大変苦痛でもあります。特に真ん中の席になりますと、これは大変なことです。
答弁する閣僚のほうもイスはとても立派ですが、クッションが柔らかくてずっと座っていると腰が痛くなります。歴代総理、あるいは閣僚が何でこんなイスで我慢していたのか不思議です。もっと安くて機能的なイスに変えるということも、是非これから実現していきたいと思っております。
同じ時間を過ごすなら、なるべく良い環境の中で、無駄な体力や無駄な負担なくしてやっていたほうが良いのではないか。権威も大事で、そのために手の込んだ細工のイスも良いのですが、もっと機能的な、そしてコストも安いイスに取り換えることぐらい出来そうなものだと、改めて感じた次第です。
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