故・伊藤和也さんの写真展―その志を受け止めたい
今日は、画像でご覧頂いている方は、いつもとちょっと違うとお感じかもしれません。
いままでのカメラがやや古くなりましたので、新しいカメラに替えて、画 素数が4倍になりました。多少、いままでよりは見やすくなっているんじゃないかと思います。
さて、この週末、伊藤和也さんの追悼写真展に参加させていただきました。伊藤和也さんというのは、「ペシャワール会」の一員としてアフガニスタンで活動してこられ、不幸にもお亡くなりになった若者です。
彼が、その活動中にたくさんの写真を撮っていました。特に子どもたちの写真。伊藤さんのご両親は静岡にお住まいですが、静岡選出の榛葉参議院議員を通じて、外務大臣である私にその写真集とお手紙を頂きました。
その写真があまりにも素晴らしいものでしたので、機会を見て、土曜日に渋谷で開かれた写真展に参加をしてきたところです。
この写真を見ると、伊藤さんがアフガニスタンの紛争地帯で、一種の灌漑のための土木工事を村人と一緒になって進めている。あるいは、様々な農産物、例えば稲や米、あるいはサツマイモ、お茶など、いろんなものを作っている。そういう場面がたくさん出てきます。
そして、それだけではなくて、伊藤さんが撮った子どもたちの写真。これは、やはり伊藤さんがその地域の中でしっかりと溶け込んで、子どもたち1人ひとりと交流があった、そうでなければとても撮れないような素晴らしい笑顔の写真がたくさん写っているわけです。
伊藤さんの生前の真摯な活動、そして、それがいかに地域に受け入れられていたかということが写真を見て具体的に分かる、そういう素晴らしい写真でした。ご両親も会場にいらっしゃったので、お話をお伺いしました。
こういったアフガニスタンという厳しい地域で、日本の若者が頑張って地域の人たちに尊敬され、そして、厳しい環境の中でしっかりと自分の志を遂げていく、本当に素晴らしい伊藤さんの人生だったと思います。本当に立派なことをされたと思います。
そういった多くの日本人の志をしっかりと受け止めて、外務大臣として、アフガニスタンの平和の実現とそこに住む人たちが豊かで平和に生活できる日が一日も早く来るように努力していきたいと思っています。
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