初当選から20年―理想は道半ば、しっかりとやっていく
今日は2月18日です。いまから20年前、平成2年の2月18日に私は衆議院議員として初当選しました。
この間、20年は本当にあっという間に時間が過ぎました。当時36歳だった私も、56歳になりました。
この20年を振り返って、私が目指してきた最大のものは、政治改革。つまり、政権交代がきちんとできる民主主義を、この国に根付かせるということでした。
そのために与党であった自民党を出て、野党に下り、その後20年間の政治生活の大半を、野党として過ごしてきました。
去年の夏の総選挙で、念願叶って政権交代が実現しました。途中、本当に政権交代を実現できるのかと自問自答しながらやっていた時期もあるので、20年かけて、ようやく私の信念が実現し、非常に感慨深いものがあります。
ただ、いまの民主党政権が理想的な姿かというと、残念ながらまだまだ理想の姿と現実の間には大きなギャップがあると思います。
昨日の党首討論も、議論の大半は「政治とカネ」の問題に費やされました。もちろん、テーマ設定は野党がするわけですから、それに対して総理にはしっかり答えていただく必要があります。
しかし、政権交代して初めての党首討論であったので、もっと高揚感のあるテーマで、そして、しっかりとした議論があれば素晴らしかったのになと思ったのは、私だけではなかったと思います。
いずれにしても、政権交代するまでに20年かかったわけですから、理想の実現というのはただちにはできません。これからの日本の民主主義において、政権交代が当然のように行われ、そして、主として2つの政党が――もちろん小さな政党があっていいのですが――互いに政策論争で競い合える政治を実現するために、改めて頑張らなければいけないと、20年を機に感じたところです。
国民の皆さんの声を受け止めて、しっかりとやっていきたいと思います。
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