豪州訪問(2)―窮屈な日程は何かあると大変
以前、オーストラリアに行ったとき中身の話をしました。それはそれとして、今回も大変強行日程だったわけですが、1つ誤算だったのは、スミス外相から「自分の選挙区である西オーストラリア州の州都パースで外相会談をやってくれないか」という話があったことです。
ご存じのように、オーストラリアの首都はキャンベラですが、ラッド首相やフォークナー国防大臣との対談は、キャンベラからそう大きく離れていないシドニーで行い、スミス外相との会談はパースで行うことになりました。
そのときの私の意識は、「パースもだいぶ離れてはいるが、せいぜい東京と大阪ぐらいではないか」というものでした。
ですから1時間、どんなに長くても2時間かければ十分に行けると思っていましたが、これはとんでもない間違いで、片道4時間、往復8時間かかりました。時差も3時間あり、東京から北京や上海に行くよりもずっと遠く、もともと窮屈な日程がさらに窮屈になってしまいました。
おまけに、1時間半の外相会談を予定していましたが、パースにある外務省の出先の建物でエレベーターに乗ったところ突然止まってしまい、20分程度10人くらいが閉じ込められたままになりました。
お尻は切れており、飛行機に乗らなければならず、結局、1時間半の外相会談の予定のところ、1時間くらいしかできないというハプニングがありました。
あまり厳しい日程を組んでいると、何かあったときに大変だと改めて感じました。
ただ、パースでは、西オーストラリア州のバーネット首相との会談や、キングスパークの戦没者慰霊碑への献花など、短時間ではありましたが、いろいろな行事を組み込んでいただき、会議だけではなく、そういう意味では充実した半日を過ごすことが出来たと思います。
それにしても、金曜の夜、そして首都からパースに移った土曜の夜、そして東京に戻ってきた日曜の夜、3日続けて機内食というのはちょっとなえてしまいました。
しかし、また週末を活かして、しっかりと必要な時には海外に出て、そして、しっかりと健康管理していきたいと、改めて感じています。
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