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2010.04.13|TALK-ABOUT [ブログ]

横須賀訪問―米海軍と自衛隊の協力が平和と安定を実現

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先週、土曜日(4月10日)を利用して横須賀に行ってきました。

横須賀は言うまでもなく、「第7艦隊」の母港であって、原子力空母「ジョージ・ワシントン」は今、この横須賀を母港として活動しています。アメリカの海軍にとって、いかに横須賀が重要であるかということは、論を待たないと思います。

日本政府は従来から横須賀市に対して、核の持ち込みはないと言ってきました。

今回の密約の解明の中で分かったことは、残念ながら、1991年のアメリカの政策変更の前であれば、核の持ち込みがなかったと断言できない状態にあったということです。

つまり、日本政府は、アメリカが事前協議をしてこないから、一時的寄港にしろ核の持ち込みはないと答えていたわけですが、しかしアメリカは、一時的寄港は核の持ち込みに当たらないという考え方をとってきました。

日本政府はある時点からそのことを知りながら、「アメリカは事前協議をしてこないから核の持ち込みはない」という、いわば事実に反する説明をしてきました。そのことが、今回の密約調査で明らかになりました。

私は日本政府を代表として吉田横須賀市長、山下市議会議長、そして、この2人に代表される市民の皆様に、政府としてのお詫びを申し上げました。

もちろん、実際にそのことを行ってきたのは今までの政権ですが、同じ外務省であり日本政府ですから、私が代表してお詫びを申し上げました。

本当に私は、こういったことが長年なされていたことは大変残念なことであり、そして、横須賀市民の皆さんに対して申し訳ないと思っています。

吉田横須賀市長との会談を終えたあと、空母「ジョージ・ワシントン」に行って、中を若干視察しました。アメリカ海軍の皆さんには、非常に歓待していただきました。

空母の長さは端から端まで300メートル以上あり、そこに戦闘機などを載せて動きます。格納庫から地上にエレベーターで飛行機を出すということで、非常に大きいなと改めて感じました。

そして、面白かったのは、その飛行機を格納庫と甲板上とどの飛行機がどの位置にあるかを確認する作業は、空母や飛行機の模型を使って確認すると説明していただきました。

非常に情報化されてハイテクな原子力空母であっても、そういったところは目で見てわかりやすく、言わば、手仕事でローテクな部分が残っているんだなと思って、微笑ましく感じました。

いずれにしても、この横須賀と佐世保が海軍の基点です。そして、日本やアジア太平洋地域における平和と安定は、そういった米海軍と自衛隊の協力によって実現できていることを改めて強く感じた一日でした。

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