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2010.06.08|TALK-ABOUT [ブログ]

外相再任―体力・エネルギーの限り、責任を果たしていく

本日、外務大臣に再任されました。これからしっかりと、その責任を果たしていかなければならないと思っています。

いままでの8カ月間の外務大臣としての仕事、密約問題の解明や、その結果として、今後の文書の公開ルールを決めたこと、そして、アジア外交や日米同盟など、様々なことに全力で取り組んでまいりました。


しかし、その中でも、特に普天間基地の移設・返還の問題は、かなり多くのエネルギーを割かざるを得なかった、そして、現実に割いてきた問題でした。この問題も、日米の合意はできましたが、沖縄の皆さんの理解にはまだまだほど遠いという状態で、しっかりと内閣を挙げて取り組んでいかなければなりません。

私自身も外務大臣として、さらにしっかりとやっていかなければいけないと、改めて強く感じているところです。

もちろんそれ以外にも、やりかけた仕事はたくさんあります。

特に当面の問題としては、イランの核開発の問題と北朝鮮による韓国哨戒艦の撃沈問題、この2つは、国連の場で早急に議論が行われてまいります。そのことに、いずれしっかりと日本として対応していかなければなりません。

そして、もう少し中長期で見れば、やはり、日米同盟をより深いものにするための議論、日米同盟をしっかりと深化させていくことが1つ。もう1つは、鳩山総理のもとでかなり進んだ、日韓、日中関係をはじめとする将来の「東アジア共同体」を実現するための具体的な様々なことをしっかりと進めていくことです。

そして、アフガニスタン支援。これも、5年間で最大50億ドルの支援と、金額は確定しましたが、中身をしっかりこれから詰めていかなければいけない。アフガニスタンのカブールで、国際会議も予定されています。アフガニスタンに平和が訪れるように、元タリバン兵士の社会復帰、そして、日本の総力を挙げてNGOの皆さんの力も借りながら、しっかりと民生の安定のために力を尽くしていかなければならないと思います。

そのほか、核の問題。これは、私が力を入れて取り組んできた問題ですが、「核なき世界」に向かって、日本がリーダーシップをとっていけるように、いま様々なことを考えているところです。これは、追々お話したいと思います。

そして、アフリカをはじめとする貧困の問題。同じ人間としての共感を持って、しっかりと取り組んでいかなければなりません。そういった様々な問題について、改めて外務大臣として、しっかりとやっていこうと決意しているところです。

体力、エネルギーの続く限り、頑張っていきたいと思います。これからも、よろしくお願いいたします。
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