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2010.07.30|TALK-ABOUT [ブログ]

議員総会―敗因は1人ひとりが考え、政権与党として前進を


民主党の両院議員総会が開かれまして、そこで菅総理が、参議院選挙中の自らの消費税に関わる発言、もちろん、消費税を上げると言ったわけではありませんが、それが、上げると報道されたり、あるいはそう受け止められたことが敗因につながったということをお話しになり、陳謝されました。

私は前から、この選挙の敗北の原因は、その消費税に関するものだけではなくて、いわば、民主党が政権を取って以来のこの10カ月間の業績評価であり、消費税の問題が唯一の原因であるというのは明らかに違うと申し上げています。

しかし、菅総理はそういった点には触れることなく、自らが責任を感じているということをおっしゃって陳謝されました。

さて、このことについて様々な発言がありました。その中には、場合によっては、執行部や菅総理が責任を取れという発言もありました。

こういう発言は民主党においてはよくなされます。もちろん、いろいろな意味での責任は、私も含めて感じなければいけないと思いますが、我々は国民の皆さんに投票していただき、政権を担っています。

重要なことは、いかにしてこの国を担っていくかということであり、総理や執行部にだけ責任を押し付けて「辞めろ」というだけでは何も出てこないと思います。

もちろん、そういう責任を追及する意見があってはならないとは思いませんが、それがあまりにも続いたことは、国民の皆さんから見たときに、「民主党は何をやっているのか」と失望感を買ったのではないかと思います。

いろいろな調査を見ても、総理が「代わるべきだ」という意見は、そう多くはありません。そして、何が原因かというときに、消費税のことも原因の1つですが、その他にも、政治とカネの問題など、いろいろな問題がある。その中には、もちろん普天間飛行場移設の問題もありますが、いろいろな原因が挙げられています。

我々民主党の議員1人ひとりが、今回なぜ負けたのかということを、人のせいにするのではなくて、自らの問題として深く考える必要があると思います。

そして、同じ条件の中でも当選してきた人たちもいます。一方的に他人のせいにだけするのではいけないと私は思います。

いずれにしても、選挙の総括は総括として、これから、国民の皆さんに対して責任を負う政権与党として、しっかりと前を向いて前進していかなければいけないと思っています。

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