中国漁船接触事案―事実を認識し冷静に法に基づいた対処を
日本の海上保安庁の巡視船と中国の漁船の接触事案について、一言申し上げたいと思います。同様のことは記者会見でも申し上げました。
まず、今回の事案については、なるべく冷静に、そして、法に基づいて対処しなければなりません。
中国漁船の船長は身柄を拘束されており、これから検察が判断してどうするかを決めることになります。したがって、これは法に基づいて粛々と手続きが進められていき、そこに政治的な判断などはありません。そのことは、中国側にも理解してもらいたいと思います。
今回のことについて、中国要人の訪日が取りやめになったり、予定されていた国際交渉が先延ばしになったりということが見られます。私は、そのことは遺憾なことだと思います。
そういった本件と直接関係のないことについては、これはこれで冷静に進めていく。この事案の波紋が変に広がらないようにコントロールしていくことは、私は非常に重要なことであると思います。
中国政府もそういった考えはお持ちだろうと思いますが、そうであれば、いま中国で報道されている「海保の巡視船が中国の漁船に追突した」という報道が事実に反するということについては、中国側もしっかりと明らかにしてもらいたいと思っています。
我々の理解では、接触した場所は、1回目は巡視船の後部であり、2回目は横です。巡視船から追突したというのであれば、それは、巡視船の前部が傷つくはずで、後ろや横が傷つくのは、巡視船から追突したのではないことを雄弁に物語っていると思います。
したがって、そういったことについて、しっかりと事実認識を持って、正しく議論されなければならないと思います。
あわせて、事実に基づいて、冷静に物事を判断し説明していくことが重要であって、これは、日本にしても中国にしても、国民感情を必要以上に刺激しないように心してやっていかなければならないと、改めて感じているところです。
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そういった本件と直接関係のないことについては、これはこれで冷静に進めていく。この事案の波紋が変に広がらないようにコントロールしていくことは、私は非常に重要なことであると思います。
中国政府もそういった考えはお持ちだろうと思いますが、そうであれば、いま中国で報道されている「海保の巡視船が中国の漁船に追突した」という報道が事実に反するということについては、中国側もしっかりと明らかにしてもらいたいと思っています。
我々の理解では、接触した場所は、1回目は巡視船の後部であり、2回目は横です。巡視船から追突したというのであれば、それは、巡視船の前部が傷つくはずで、後ろや横が傷つくのは、巡視船から追突したのではないことを雄弁に物語っていると思います。
したがって、そういったことについて、しっかりと事実認識を持って、正しく議論されなければならないと思います。
あわせて、事実に基づいて、冷静に物事を判断し説明していくことが重要であって、これは、日本にしても中国にしても、国民感情を必要以上に刺激しないように心してやっていかなければならないと、改めて感じているところです。
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