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2010.10.04|TALK-ABOUT [ブログ]

臨時国会―「ねじれ」をチャンスと捉え「熟議の国会」へ


いよいよ臨時国会が始まりました。菅総理の所信表明演説があり、今週は、総理がヨーロッパからお帰りになったあと、代表質問、そして、来週の予算委員会へと続いていきます。

いままでのところ、先般、予算委員会の集中審議が、国会が始まる直前に行われましたが、案件が尖閣諸島をめぐることだったこともあり、自民党を中心に、非常に対立的な意見が目立ったように思います。

もちろん、様々な問題が発生していますので、そういったことについて、国会の場で議論をしていくことは重要だと思います。しかし、それが議論のための議論ではなくて、内容があり、お互い菅総理の言われる「熟議の国会」の実現につながるようなものが求められていると思います。

ずっと50年体制の下で、「永遠の与党」と「永遠の野党」であったのが、昨年、政権交代が実現して、1年間いろいろな試行錯誤がありました。

率直に言って、私は、与党である我々が、数の論理で強く出る場面がやや多かった、もう少し話し合いを考えるべきではなかったかという思いはありますが、いずれにしても、いまは「ねじれ」です。つまり、法案を1つ通すためには、野党の理解を得なければならないという状況です。

これは、与党にとっては大変なピンチですが、同時に新しくしっかり国会で議論して、国民の視点で合意を形成していくという、新しいモデルを作るチャンスでもあると捉えることが出来ます。

そういった話し合いがしっかり行われるような国会を作っていくために、幹事長としてもしっかりと努力をしていきたいと考えているところです。

いろいろな野党の幹部の皆さんとも、この間、あいさつ回りを兼ねてお話をしてきましたが、やはり国民の立場に立って、国民の生活を守り、国益を守るために議論をして、是々非々でやっていくという考え方を持っておられる方はたくさんいらっしゃるので、ここは党利党略ではなく、国のため国民のためという視点で、しっかりといい国会運営が出来るように努力しなければいけないと思っています。

いずれにしても、なかなか大変な国会ですが、全力を挙げて頑張っていきたいと思います。

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