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2011.03.02|TALK-ABOUT [ブログ]

予算通過-早期成立を歓迎、関連法案の議論もしっかりと


予算案が衆議院を通過しました。(3月1日)未明の採決で、若干眠かったのですが、無事に早いタイミングで通過しました。

(衆院の優越で)30日後には自然成立します。今後、参議院において充実した審議を期待したいと思いますが、いずれにしても、事実上、成立することが決まったので、大変うれしく思っています。

国民生活にも大変大きな影響を及ぼしますから、早期に成立が固まったことは大変よかったと思います。

しかし、その予算を実施するための予算関連法案については、これから年度末の3月31日に向けて、協議をしていかなければなりません。

国税の改正に関わるものや子ども手当、赤字国債を出すための特例公債法案などは、法律として成立しないと実際には予算が出せないことになるので、国民生活に大変大きな影響を及ぼします。

子ども手当について法案が成立しないということになると、児童手当に戻ってしまいます。しかも、市町村の対応は準備があるので大変厳しく、結局、子ども手当も児童手当ももらえないことになりかねません。

そうなると、月額1万3000円の子ども手当を前提に、いろいろな計画をしておられるご家庭にとって大変なことになります。特に、母子家庭の平均所得は200万円程度ですから、そういったご家庭にとって、月額1万3000円は非常に大きなウェイトを占めます。

そういったことについて、悪影響を及ぼさないように、ここはしっかりと各党間で胸襟を開いて議論していかなければいけないと思っています。

我々の理想は、もちろん、我々の出している子ども手当法案ですが、野党の賛成がなければ法律として成り立たないので、国民の立場に立って、しっかりと話し合いをしなければいけないと考えています。

理想は理想として、しかし、我々の理想を事実上実現していくために、必要があれば、話し合いや妥協も行われなければならないと考えています。

また、こういった予算の採決の中で、16名の民主党議員が本会議を欠席しました。予算は政党にとって最も重要であり、通常の法案とは意味づけの違う法案ですから、これに意図的に欠席したことは大変重大なことです。

そもそも、一生懸命に昨年から予算編成作業に党内論議も行い、そこに加わってきたはずであるにもかかわらず、そのときには何も言わないでおいて、いまになって突然欠席をするというのは理解しがたいことです。

常任幹事会で代表格の1人については、6か月の党員資格停止の処分、しかし、当選してまだ日も浅い人たちが多いですから、その他の人たちについては、常任幹事会における厳重注意。

本来であればもっと重い対応が必要だという意見もありましたが、もう少し彼らを育てるという視点で、あえて厳重注意にとどめました。

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