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2011.04.06|TALK-ABOUT [ブログ]

避難所の訪問-長期化する避難生活にしっかりとした対応を


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今日は、福島県で被災者の皆さんと懇談をしたことについて、少しお話したいと思います。

私は、今回、郡山市にある「ビッグパレットふくしま」に行きました。ここには、原発の影響で避難してこられた富岡町や川内村の皆さん、約2000名が避難されています。

先般、福島県双葉町の皆さんが一時的に避難をされていた埼玉県の「さいたまスーパーアリーナ」を訪ねましたが、かなり条件が違うなと感じました。

「さいたまスーパーアリーナ」は、物理的なスペースも広く、ボランティアの皆さんも、埼玉県民の皆さんが1000人くらい訪ねてこられ、全体の運営も非常に上手くなされているなと思いました。

例えば、被災者の皆さんの上に何番地という番号が振ってあって、誰がどこにいるかがわかりやすくなっています。そして、ボランティアの皆さんが、物資や食料の配布をしっかりとされていました。全体のシステムとして上手く出来ているなと思いました。

今回の「ビッグパレットふくしま」では、なかなかそこまで行っていないのではないか。そもそも、非常に狭いなかに多くの方がいらっしゃることが最大の問題です。そして、避難生活が長期化しており、被災者の皆さんも大変疲れておられます。

そういうなかで、例えば昼ご飯には、パン1個しかもらえなかったという話や、温かいご飯が食べたいが、いまだに食べられないというお話も聞きました。いずれにしても、状況はかなり悪いなという感じがしました。

こういった避難が長期化するなかで、いま一度、物資がきちんと行き渡っているのかどうかを確認する必要があるなと思ったところです。

そして、原発はいまだに安定的な状況に至ってないので、時間がかかります。安定的な状況に至ったあとも、戻るためにはいろいろな手順が必要で、そう簡単には戻れません。

ある程度時間がかかることを前提に、どこか別のところでしばらく生活をしていただく必要があります。出来ればバラバラになるのではなく、コミュニティが維持されたままでなされる必要があります。そのために、国も県ももっともっと努力しなければいけないと感じたところです。

こういった問題に対しては、政府としてしっかりと対応できるように、問題提起をしたいと思っているところです。

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