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2012.09.18|TALK-ABOUT [ブログ]

西宮中国大使の逝去―非常に優秀で責任感の強い人だった


日中関係が緊張しています。

もちろん、中国の人々が合法的にデモを行い、自分の意思を明らかにすることについて、特に言うことはありません。

しかし、それが一部暴徒化し、例えば日本車をひっくり返したり、日本のレストランや商店を壊したり、商品を略奪したり、あるいは日本系の工場で中をめちゃくちゃに破壊するというようなことが続くと、やはり中国政府にしっかりと法律に基づいて対応してもらわなければいけないと思います。

法治主義をきちんと貫徹されるということは、国家として当然のことだと思います。あわせて、間違っても日本人に危害が及ぶということにならないようにしてもらいたいと思います。尖閣の問題(国有化)をきっかけに、今回の事態になっています。尖閣の問題については、もう少し状況も安定したところで、経緯も含めてお話をしたいと思いますが、そういった領土をめぐる争いや議論は、どうしても国民感情を刺激するということがあるのは間違いありません。

しかし、その対応が一線を超えて、先ほど申し上げたようなことになっているのは、大変残念なことだと思います。

そういう厳しいなかで、中国大使に就任された西宮伸一さんが突然お亡くなりになりました。本当に残念なことだと思います。

西宮さんは私と年齢も同じ(同学年)で、役所に入省した年次(1976年)も同じということで、役所は違いますが、若い頃から交流はありました。非常に優秀で、責任感の強い人というのが、私の西宮さんに対する印象です。

今回、中国大使という極めて重要で、かつ難しい役職に就いて、ご本人も責任感の強い方ですから、いろいろと準備もされていたと思います。

それが、突然お亡くなりになるということに対して、本当に残念だし、友人としても悲しいことだと思っています。国としても、大変惜しい人を失ったと思っています。

安らかに眠っていただきたいと思います。

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