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2012.09.19|TALK-ABOUT [ブログ]

森林・旅館経営―木材需要の拡大と三重の魅力発信の必要性を実感

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週末(16日、17日)に、代表選挙を兼ねて、三重県の4区・5区に入ってきました。

4区の森本哲生さんと5区の藤田大助さんの地元で、それぞれ集会を開いたり、関係者の皆さんと意見交換をしたりしました。

4区・5区は比較的森林が多く、そして鳥羽などは観光地も抱えています。そういうなかで、森林経営者、鳥羽の旅館の若手経営者、関係者の皆さんと意見交換することもできました。

森林は、私の親戚も経営に携わっていますが、大変厳しい状況で、木材価格は下がっています。

いま間伐材を有効活用しようということで、いままで切り捨てていたものを市場に出そうということにしていますが、需要がそれに見合って増えないと、価格はさらに下がるということにもなりかねないということです。どうやって需要を増やしていくかということを、しっかりと考えていかなければなりません。CO2を減らすために、バイオマスを火力発電所で混焼したり、灯油に変わって家庭用・事務用のストーブで燃やしたりするということも、もっと行政も音頭を取って、需要を拡大していかなければいけないと思います。

聞くところによると、いま薪ストーブの薪が不足しているようです。薪ストーブは広葉樹を使うことが多いのですが、一大供給地が福島ということで、いまその供給量が減っています。そういうなかで、なかなかインターネットなどでも入手しにくいというような状況もあるようです。

日本は、スギやヒノキといった植林された針葉樹も多いわけですから、そういう針葉樹も燃やせるようなストーブをより普及させるということも含めて、様々な需要をつくり出していかなければいけないと、改めて感じたところです。

最近見た中では、隠岐の島の病院は地元の木材をたくさん使っており、非常に心安らぐ病院でした。

あるいは、JR九州の新幹線では、グリーン車のシートに木材を一部使っていますが、時々乗るときに素晴らしいと感じます。いろいろな意味での木材の用途というのを、さらに増やしていく工夫が必要です。

そもそも日本というのは、昔はそういった様々な木材が活用されていたということを、もう一回考えてみる必要があると思います。

旅館の経営についても、非常に厳しいというお話をいただきました。

三重県は、伊勢の遷宮を間近に控えて、一時的にはお客さんは増えますが、その後のことも含めて、特に観光地の志摩・鳥羽がこれからさらに発展していくためにはどうしたらいいかという観点で、若手の経営者や調理場を任されている方々と少し意見交換をさせていただきました。

是非、知恵を出し合いながら、そして行政もそれをバックアップしながら、鳥羽や志摩の魅力というものを、しっかりとアピールしていきたいと思います。

素晴らしい海と食、そして伊勢神宮と一体になった観光というものを、しっかりアピールできればなと、改めて感じた次第です。

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