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2012.10.19|TALK-ABOUT [ブログ]

経済対策―予備費と補正の二段構え、野党は特例公債法案に協力を


一昨日(17日)、総理が経済対策として、政府の中でしっかり取りまとめを行うようにという指示を臨時閣議でされました。これから、政府の中でしっかり検討していかなければならないと思っています。

その柱は、やはり被災地の復興対策、そして、先般政府として取りまとめた「日本再生戦略」の中で、グリーン、ライフ、農林漁業の重点3分野を決めましたので、そこについて、来年度要求する予定だったものを前倒ししてやっていくということが中心になるだろうと思っています。

もちろん、いま政府の経済の先行きの見通しは、3期連続して慎重な見方に変わってきていますので、状況は非常に厳しい。そういうなかで、手遅れにならないように、果断に景気刺激策もやっていかなければいけない。

そういう発想で、将来的には補正予算をしっかり組んでやっていくことになりますが、補正予算を作り、国会で審議し、成立させるという一連の手続きが必要になります。残念ながら、参議院では問責決議が出ていて、総理が参議院に出席することを認めないというのが、現時点における野党の皆さんの考えです。

そういうなかにあって、まずは政府が持っている経済予備費や復興予備費を使って、とりあえず、第一弾としての対策を作り、実行していく。第二弾として、補正予算を組んでいくという二段構えでやっていきたいと思っています。

第一弾については、今月中には案をまとめる必要があるのではないかと思っているところです。

いずれにしても、特例公債法案が通らない状況のなかで、政府の財源は限られているわけで、このことが経済全体に深刻な影響を及ぼしかねないということです。特例公債法案を速やかに成立させることについて、野党の皆さんにも是非協力していただきたいと思っています。

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