伊勢神宮「お白石持行事」に参加―大事な伝統行事の継承を
日曜日(25日)に、伊勢神宮の遷宮の関連行事である、「お白石持(しらいしもち)行事」に参加しました。
今年は、20年に1回の伊勢神宮の遷宮行事が行われていますが、もう既に遷宮のための建物はほぼできあがっており、これは、そこに敷き詰める白い石を運びこむ行事です。
今回は、前回の参議院選挙で落選された高橋千秋さんと一緒に参加させていただきました。
重い車を800人くらいで引いて、外宮(げくう)まで4時間くらいかけて石を運び込み、そこから1人1つずつ石を白い布に包んでいただき、それを正殿のすぐ近くのところに置きました。
幸いにして、雨が降っていて涼しかったのですが、ずぶ濡れになりながら、石を運ばせていただきました。
伊勢神宮は普段、お正月に総理と一緒に参拝したときもそうなのですが、塀の中に入って近くまでは行けるものの、正殿から少し距離のあるところで参拝します。
しかし、まだ実際の遷宮がされていませんので、できあがったその正殿のすぐ近くまで行き、そこに白い石を置かせていただく。間近で建物を見ることができるのはこの時期しかあり得ないことです。
1つの拳台の石を置かせていただくときに、この白い石がこれから20年間この場所にずっとあり続けるということで、非常に感慨深いものがありました。
考えてみれば、7~8年前、木曽に行って素晴らしい木を切り倒すところからこの一連の行事は始まりました。私もその当時参加させていただきました。切った木をずっと引っ張って伊勢まで持ってきて、それを組み立てて正殿を作る。その作業のクライマックスが近づいています。
長い間続いたこの伝統行事に、次回は果たして参加することができるだろうか、と思いながら、一生懸命に綱を引いていました。
こういう伝統行事は本当に大事で、継承していかなければならないと、改めて感じたところです。
20年に1回のそういう時期ですから、全国の皆さんに、是非伊勢に来ていただきたいと思います。
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