インド訪問2―「西のシリコンバレー」バンガロール
今日はインドのバンガロールの話をしたいと思います。
18日は与党の先生方とは別れて、我々はバンガロールに足を運びました。デリーから飛行機で3時間程度かかるところで、インドの広さを改めて実感しました。
日印友好議員連盟の幹事長の武正公一さんと2人で、バンガロールで1日過ごしましたが、私は非常に強い印象を受けました。「西のシリコンバレー」と言われていますが、その意味が行って初めて分かった気がします。
日本企業の横河電機とソニーの2社を訪ねました。ソニーはソフトウェアを作るという役割を果たしている会社です。両社の社長からそれぞれお話を聞きましたが、まず、アメリカやヨーロッパの企業がここにITのための戦略本部を置いて、インド市場だけではなく、世界市場の中で、このバンガロールを位置付けているということが実感できました。
そして、もちろん、インドの企業も驚くような急激な成長を遂げています。優秀なインドの学生たちを取り合って、彼らを活用しながら活動しているということでした。
日本の企業は、このバンガロールにおいて必ずしもトップ集団にいるとは言えません。これは意思決定の遅さなどもあるのかもしれませんが、バンガロールはいまどうなっていて、将来的にどれだけ重要なものなのかということを、日本の企業も改めて考える必要があるのではないかと思いました。
今回は1日だけでしたので、もう少し時間をかけて、インド系や欧米系の企業も訪ねてお話を聞いてみたいと思いました。
日本の企業では、ソニーの液晶テレビ「ブラビア」はサムソンと競争しており、かろうじてインド市場でナンバーワンを保っているということでした。自動車は、少しシェアを落としていますが、スズキが業界ナンバーワンで、トヨタ、ホンダ、日産も頑張っているということです。
インドは大きな市場でもあり、同時にアメリカと同じように自由な雰囲気の中でいろいろなクリエイティブな活動ができるところです。日本にとって非常に重要な存在だなということを改めて感じました。
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