米国大使―ケネディ氏に日米関係深化を期待し、ベーカー氏を偲ぶ
先日、アメリカ大使館を訪問して、キャロライン・ケネディ大使とお会いしました。
実は、私と玄葉光一郎前外務大臣、そして、私が外務大臣のときに外務副大臣をやっていただいた福山哲郎参院議員の3名で、来週、アメリカを訪問することになっており、そのことも含めて大使にお会いしました。
大使は大変多忙なため、アメリカに行く直前の訪問となりましたが、非常に有意義な会話をすることができたと思います。
もちろん、ケネディ元大統領のお嬢さんということもありますが、それを超えて、ご本人の資質やいままでやってこられたこと、そういったことも含めて、アメリカ社会の中で広く受け入れられ、尊敬されているキャロライン・ケネディさんを、駐日米国大使としてお迎えできたことは、日本と日米関係にとって財産だということを改めて感じました。
非常に静かに私たちの話すことを聞いておられたうえで、的確にいろいろなことをおっしゃっていました。このキャロライン・ケネディ大使のもとで、日米関係がさらに深まることを心から期待したいと思います。
また、ハワード・ベーカー元駐日大使がお亡くなりになって、アメリカ大使館で私も追悼記帳をしてきました。そのノートに記したことは、ベーカー元大使への感謝です。
私は、ちょうどベーカー大使のときに(2001年~05年)、民主党幹事長、代表をしていました。
代表としてアメリカを訪問するということになったときも、ベーカー大使に直接ご相談をしました。非常に親身になって相談に乗っていただき、あるいは、いろいろな方々を紹介していただきました。
そのときの1人がスコウクロフト元大統領補佐官です。実は、今回もスコウクロフトさんにアポイントを取ってお訪ねすることにしています。
ベーカー大使が私に言われたのは、「自分も与党と野党を経験し、特に野党の時代は結構長かった」ということです。したがって、「与党であろうと、野党であろうと、政党のトップがアメリカに行くということであれば、自分がサポートしたい」ということで、様々な話をアメリカにしていただきました。
上院の院内総務を務められた方ですので、力量のある、そして、人格、識見ともに非常に立派なベーカー元大使がお亡くなりになったことに、心からご冥福をお祈りしたいと思います。
来週アメリカに行ったときの様子などは、またご報告したいと思います。
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