挨拶回り─ケネディ米大使とも会談、良い関係をつくっていきたい
今、代表としての挨拶回りをしています。連合の古賀会長をはじめ、労働組合の皆さん、特に代表選挙、私の選挙でもお世話になっていることもあり、ご挨拶に行っています。
あわせて、ご縁の深い国々の大使、例えばアメリカ、中国、韓国、イギリス、ドイツ、インドなど、そういった国々の大使をお訪ねして、ご挨拶をしようと思っています。あるいは、経済団体の代表の皆さん。
そういう中で、月曜日にアメリカのケネディ大使をお訪ねしました。お目にかかるのは2回目です。前任のルース大使とは、外務大臣あるいは副総理として非常に接点が多く、特に外務大臣の時には、普天間問題をめぐって連日密かに会って、そして何とか着地させようということで議論したことを思い出しますが、ケネディ大使とも良い関係をつくり上げたいということでお訪ねさせていただきました。
まずはシリアにおける日本人の人質問題で、大変アメリカ政府にもご配慮いただいていることに御礼を申し上げたうえで、いくつかの問題について議論をしました。
特に、集団的自衛権の問題とか、あるいは沖縄の問題、そして、ちょうど日曜日のNHK日曜討論での安倍総理の発言があったあとでしたので、戦後70年の談話についても意見交換いたしました。
この中身を詳しく申し上げることは差し控えたいと思いますが、私がそれぞれ申し上げたのは、普天間の問題は、私自身も当事者として現在のプラン、つまり辺野古に移設をするということについて、私はそういう考え方である、一貫した考え方であると。
ただ、やはり沖縄の人々の気持ちということを考えたときに、丁寧に物事を進めていかないといけない。
今の沖縄の県民の皆さんの気持ちは非常に厳しい。特に、アメリカに対して厳しいというよりも、日本国政府あるいは日本に対して厳しい気持ちになっている。ここは本当に丁寧に意思疎通を図っていかなければいけないと思う、ということを申し上げました。そして、アメリカに対しても、同様のことをお願いしたいということを申し上げたわけです。
70年談話については、やはり植民地支配とか、侵略とか、そういったことについて言及しないということになると、やはりそれは日本国民、そして近隣の国々の理解が得られないのではないか、と。国会でもしっかりといい談話になるように議論していきたい、過去の過ちは過ちとして、率直に認めるという姿勢が重要だと思う、というようなことをお話ししたところです。
少し長い話になりました。いずれにしても、これを1つのきっかけに、ケネディ大使と良い関係をつくっていきたいと思っているところです。
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