大船渡と陸前高田を訪問─被災地に行くといつも逆に励まされる
1月30日土曜日に岩手の大船渡と陸前高田に行ってきました。震災があってから4年、この間、大船渡と陸前高田には、私の記憶によると4度行っていると思います。
大船渡では、魚市場の施設が完成して、非常にレベルの高い市場が出来ていました。私も被災直後に、幹事長として訪れて、漁業に携わる皆さんと意見交換をし、多少なりともお役に立てたかと思いますが、すっかり活気を取り戻した港を見て、非常に嬉しくなりました。関係者の皆さんとも意見交換をさせていただきました。
陸前高田は、まだ中心部が土砂を使って作業をしている段階で、建物はほとんどない状況です。これからスポーツ用の施設を造ったり、人が集えるような施設をもう一回しっかり造っていく。そして、住宅は高台に移転するということで、高台移転は始まっていますが、これもまだまだ時間がかかりそうです。
なかなかそういった工事が、人手不足もあってうまく進まない。そして高台が整備されても、家をいざ建てるとなると、かなり値段も上がってしまっているし、ここもまた人手不足ということで、避難生活4年にならんとする人々のお話、私も聞かせていただきましたが、本当に申し訳ないと、改めてそういう気がしました。
避難所に皆さんとお話ししていると、そういうお話も出るのですが、同時に非常に明るく、特に女性たちが頑張っておられる。私も目のことを心配していただきまして、「目を大事にしないとあかんよ」ということを言っていただきました。よく聞くと、県立病院の看護師さん経験があった方だったようですが、いつも被災地に行くと、逆に励まされたりすることがあります。
陸前高田では、私の事務所で以前秘書をやっていただいていた大塚英二君が中心になってやっている、子どもの遊び場、NPOですが、なかなか遊ぶ場所がなくなっている子どもたちを集めて、豆まきの鬼になって、一緒に楽しい時を過ごすことも出来ました。こういうNPOの人たちの活動も、継続して行われていることは大変嬉しいことです。
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