ヴァイツゼッカー元独大統領逝去―謝罪と和解、偉大な先輩政治家
ドイツのヴァイツゼッカー元大統領がなくなりました。今日、私もドイツ大使館を訪れて、お悔やみの記帳をしてきました。
ヴァイツゼッカー元大統領は、私の尊敬する政治家の1人ですが、彼が述べた言葉、「過去に目を閉ざす者は未来対しても盲目である」という言葉が非常に有名です。
私はヴァイツゼッカー元大統領の在任期間、その後も通じて、ドイツと周辺の国々、あるいはヨーロッパにおける和解を進めた、そういった政治家だと考えています。
そして、彼の存在があったからこそ、ヨーロッパにおける和解が進み、それがやがてEUという形で実を結んだ。かつて何度も歴史的に争ってきたヨーロッパの国々、特に第1次大戦、第二次大戦、それが今や1つになって、そして争いができない形を作り上げた。その最大の功労者の1人がヴァイツゼッカー元大統領だと思っています。
私にとって、1人の政治家が成しえる仕事、あるいは業績、その偉大さを示した先輩政治家であると思っています。そういった趣旨のことを記帳の中に書き込んで、そして私自身、とても及びに尽きませんけれども、そういった高い志を持って、政治家としてこれからもしっかり頑張っていきたいと改めて思ったところです。
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