町村議長辞任─一刻も早い回復を祈念、気になるのは選挙制度改革
町村衆議院議長が退任をされることになりました。健康上の理由でということです。議長が会期の半ばで退任されるというのは極めて異例です。
しかし、議長の職務はなかなか大変で、先週も1日2時間近い審議が続きましたので、この際、大事をとってということかと思います。一刻も早い健康のご回復を祈りたいと思います。
町村議長が交代されるということで、気になることが1つあります。それは、衆議院の選挙制度改革の議論です。佐々木毅さんを座長にした調査会が衆議院の中に設けられて議論が進んでいます。
私はかねがね、早く結論を調査会で出していただき、具体的にはこの国会会期中に出していただかないと、次の衆議院選挙までに間に合わないと、いうことを申し上げてきました。
この件で町村議長とお話をしたこともありますけれども、町村議長も「あまり時間をかけてはいけない」という基本認識をお持ちで、そういう意味で、速やかに結論が出ることが期待されるのかと思っていました。
後任が内定した大島新議長には、是非従来の考え方を受け継いで、しっかりやっていただきたいと思います。
町村さんは政治家になる前から、同じ通産省ということで、同じ課で町村課長補佐、岡田係長ということで、1年あまり仕事をした経験があります。
当時は産業政策局の調査課というところで、経済成長を推進するといったポジションでともに仕事をしました。今とは様変わりで、7%成長を実現することが必要と、そのためには住宅産業や都市再開発に重点を置いているべきだということを議論していたことを思い出します。
今後とも、議長を退かれたあともご活躍されることを期待したいと思います。
後任内定の大島新議長も、民主党政権の社会保障・税一体改革の中で、自民党の大島副総裁、石原幹事長、私は野党側の幹事長だったり、あるいは副総理だったりしたのですが、さまざまな議論をしてきました。
非常に懐の深い人ですから、公平公正な衆議院議長として、しっかりとした運営をしていただくことを期待したいと思います。
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