皇室行事─両陛下傘寿のお祝いに出席、素晴らしい伝統馬術を観覧
5月30日の土曜日、皇室行事に出席させていただきました。天皇皇后両陛下の傘寿(さんじゅ)のお祝い、天皇陛下は一昨年、そして皇后陛下は昨年傘寿をお迎えになりました。
そのお祝いということで、三権の長や歴代国務大臣経験者が300名ほど呼ばれて、古式馬術、皇室の行事を楽しむ機会をいただきました。
1つは「打毬」(だきゅう)という、これは競技ですが、二手に分かれて、馬に乗った武者が的に球を当てる、分かりやすく言うと「ポロ」に非常に近いもので、発祥は同じだと言われていますが、そういう行事です。
素晴らしい馬で、普段は大使が着任されたときに、東京駅から皇居まで馬車を引っ張る馬だそうです。アメリカのケネディ駐日大使も乗られたことでご記憶にある方もいらっしゃるかと思いますが、元気に二手に分かれて、走り回って、そしてその上に人が乗って、球をバスケットボールのような形で的に当てるというものです。
もう一つは「母衣引」(ほろひき)と言われるもので、これは何と説明したらよいか難しいのですが、吹き流し、つまり五月の節句の時に、こいのぼりの一番上にあるようなものを、馬に乗った方が、それをつけて走る。上手く走らないと吹き流しが地面についてしまいますが、馬が上下しないようにスピードを出して走るという、技術を問われるものです。
全体で1時間ぐらいのお披露目だったのですが、非常にこういう伝統が続いているのも、日本の素晴らしさだと、改めて感じました。
天皇皇后両陛下も、お元気そうで、暑い中ご一緒にご参加いただいたことを本当にありがたく思っております。
終わったあとは茶会で、立食のような形だったのですが、多くの元大臣で今は引退された方々にお会いすることができました。
結構、自民党の存じ上げているOBの方々から、安全保障法制について励ましをいただいたり、「もっとしっかりやれ」というご意見をいただいたりして、従来「保守層」と言われた方々にも相当な懸念があるのだと改めて感じました。
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