反対演説─議論するほど問題が出てくる安保法案、勝負はこれから
先ほど、衆議院本会議を終えてきました。昨日の安全保障法制特別委員会の強行採決に続いて、今回も野党5党が欠席の中、採決が行われました。
その前の反対の演説は、民主党を代表して私が、そして維新の党は松野さんが、共産党は志位さんがそれぞれ行いました。
なぜ反対しているかということをきちんと伝えられたのはよかったと思います。その上で、採決の時に、それぞれ退席をしたわけです。
演説の中身については、是非お読みいただきたいと思います。その中でも申し上げたのですが、今回の特別委員会での質疑は、長妻筆頭理事をはじめ7名の委員の皆さん、そして代わりにバッターで入ったたくさんの皆さん、それぞれが4月に決めた党の方針の枠の中で、しっかりと議論していただきました。
そして、議論をすればするほど、政府案の問題点が出てくるような状況で、100回も委員会が中断したわけです。大臣が答弁できないという状況が続きました。
歴史的な委員会審議だったと私は思います。そして、その結果を反映して、100時間以上議論したにもかかわらず、「政府の説明は十分ではない」という人が、5月、6月、7月と3カ月間、8割を超え、そして5月から比べて、この7月には法案に反対するという意見が10ポイント増え、賛成する人が10ポイント減り、合計20ポイントの差がつきました。
いろんなことの結果ではありますが、委員会審議がしっかりしていたということが、1つのこういった結果を招いたと思います。
強行採決され、法案は参議院に行きましたが、勝負はこれからです。参議院においてもしっかりと議論を続けていく。そういう中で、世論の声を高めていく。結果として、法案を撤回せざるを得ないところに追い込んでいくということが、何とか私たちが力を結集するなかで、実現していきたいと思います。
違憲の疑いのある法案を、手をこまねいて成立させるわけにはいきません。私たちも基本的な考え方は、すでに4月にまとめていますが、日本を取り巻く安全保障環境が変化していることや、日米同盟が戦後重要な役割を果たしてきたことはしっかり認めたうえで、しかし、今回の法案には、違憲の問題も含め、様々な問題があるということを申し上げています。
是非、私の演説を見ていただきたい、聞いていただきたいと思います。これからもしっかり頑張っていきたいと思います。
※本会議 反対演説はこちら(岡田かつやHP)
⇒https://www.katsuya.net/opinion/2015/07/27716189.html
※本会議の動画はこちら(衆議院TV)岡田克也をクリック
⇒http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=45150&media_type=
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