サイバーダイン社─規制を乗り越え、一歩先を行く先駆的な試み
昨日(7日)、つくば市のサイバーダイン社を視察してきました。もともと民主党政権の時に、ロボットスーツと言いますか、いろんな負荷を軽減する、そういった全く新しい試みに対して、政府としても支援をして、その後も大変発展している会社です。
ロボットスーツはあまりにも有名ですが、それ以外にも、例えば、掃除をするためロボットや荷物を運ぶためのロボットの開発もされています。
お話を聞いて面白かったのは、やはり、国の様々な規制との戦いということです。
そもそも、医療用の機器というのは、薬事法という法律に規定されています。薬ではないのですが、その中の一部。もともとは薬と同じ扱いで、それは民主党政権の時に、かなり変えたのですが、法律としては未だに1本です。
そして、細かい規制があります。そのことによって、新しい試みの芽がつぶされるということもあるなかで、しっかりと頑張ってやってこられた。そして、国の規制も次第に変わっていった。そういった新しい成長産業をつくるときのモデルケースになるような話だと思います。
今では、ドイツをはじめ海外でも利用され、むしろドイツのほうが日本よりも、ある意味では、このサイバーダイン社の様々な医療・介護のための機器、ロボットスーツのようなものについて、より積極的だというお話を伺いました。
人手不足も言われるなかで、あるいは、これから1次産業、3次産業の生産性を高めていかなければならないというなかで、ロボットをいかに活用していくかということは非常に大きな課題で、サイバーダイン社の試みというのは、その一歩先を行く先駆的な試みたと思います。
日本の得意な技術を活かして、その後に続くベンチャー企業が、次々出てくることを期待したいと思います。
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