予算委─憲法改正の可能性、財源なき新3本の矢などが明らかに
衆議院予算委員会の閉会中審査で質問に立ち、安倍総理に、集団的自衛権を全面的に認める憲法改正について、「その気があるのか」と確認をしました。
来年の参議院選挙で、与党が3分の2以上の議席を取るということになると、集団的自衛権を全面的に認めるとの憲法改正が行われる。その可能性があるということを今日、安倍総理ははっきりと語ったのです。
アベノミクスの「新3本の矢」についても議論しました。子育て支援(第2の矢)や、あるいは、介護離職をしなくていいような支援(第3の矢)、それ自体は大切なことです。ただし、そのためにいくら財源を用意するかということについて、答弁はありませんでした。
2020年までに、プライマリーバランス(基礎的財政収支)を黒字化する、つまり財政を健全化するという、そういう計画を政府は一方で立てています。高齢化が進むなかで、社会保障費の伸びを毎年5000億円にとどめなければならない、ということも決めています。
それに加えて、介護や子育て支援でさらに充実した政策をするということになると、当然どこからその財源を持ってくるのかということが問題になりますが、総理はその点について全く答えがありませんでした。
財政の健全化がどんどん先送りされ、5年後、10年後に大きな重荷を残す、そういったことになりかねないと、警告を発したところです。
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