北朝鮮ミサイル─米韓中と連携・協調し、新たな実効性ある制裁を
昨日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射しました。この件に関しては、厳重に抗議するとともに、米国、韓国、中国などと緊密に連携・協調しながら、新たな実効性ある安保理決議の採択を実現すべきだということを、代表談話として述べたところです。
北朝鮮は、若い指導者になって、どうにも歯止めがなくなったような気がします。これにどう対応していくか。
最近、イランが核開発を断念しました。思い切った経済制裁を各国が協調して行ったことが、イランの決断を促したことは間違いないと思います。北朝鮮についても、しっかりした実効性ある経済制裁が重要です。
問題は中国です。これだけ経済制裁やりながら、平壌(ピョンヤン)の街は、5年前、10年前と比べると、随分ビルもできたり、綺麗になったりしたような気がします。中国との貿易が北朝鮮に富を生み、そして、様々な物資も中国経由で流れてきている、つまり、経済制裁が効いていないということだと思います。
しかし、若い指導者になって、中国との関係もギクシャクしています。中国にとっても、北朝鮮が巨大な核を持つ、あるいは、その運搬手段を持つということは、決して看過できることではないと思います。
日本、米国、韓国が、まず1つになって、そして、中国との間で、北朝鮮への対応について、しっかりとした深い話をすることが重要だと思っています。
【代表談話】
「北朝鮮による弾道ミサイル発射に対し厳重に抗議する」(全文)はこちら⇒ https://www.katsuya.net/opinion/2016/02/post-347.html
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