民進党代表選─野党共闘など様々な論点について討論で考えを明らかに
いよいよ、民進党代表選挙が始まりました。
従来から立候補の意思を明らかにしていた蓮舫さん、そして前原さんに加えて、直前になって玉木さんも立候補しました。
元代表で、民主党政権時代に外務大臣や国交大臣などを歴任された、経験豊富な前原さん。そして若手の玉木さん。現執行部の中で、代表代行として活躍されてきた、女性の蓮舫さん。それぞれ特徴を持った3人の素晴らしい候補者が出揃った代表選挙、大いに期待できると思います。
もうすでに論戦は始まっています。ただ、まだあまり突っ込んだ議論にはなっていません。
今回の代表選挙は、単にそれぞれの候補者が自分の意見を述べるだけではなくて、お互いに議論をする。アメリカの大統領選挙のように、相手の考え方に対して疑問点を指摘し、そして自らの考え方を述べる。そういう討論形式を取るところが、今回の代表選挙の特徴です。
例えば、野党共闘で、特に共産党との関係について、各候補は、理念や政策が一致しない共産党とは組まないといった趣旨の発言をしています。
「組まない」というのが、政権を共にすることはないということであれば、これは私も従来から言ってきたし、大きな変化はありません。
しかし、大きな政策の一致がなければ、それでは、衆議院選挙の小選挙区において、候補者調整すら行わないのか。そういったことについては、各候補者の立ち位置はまだ明確ではありません。
今後、様々な論点について、これからの議論を通じて明らかになってくれば、有権者としても判断しやすくなるのではないかと思います。
コメント
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岡田党首の言われるように、3人とも素晴らしい方ですね。違いは前原氏が岡田代表路線は引き継がない旨
蓮舫氏や玉木氏は岡田路線を引き継ぐ様子です。私は参院選で野党統一した候補が勝利しましたので、衆議院選でも野党+市民で戦わないと自公には勝てないと思います。他党の事ですが、昔自民党と公明党は犬猿の仲でした。今はどちらが妥協したか分かりませんが、うまく連立を組んでおります。私と家内は、野党統一(共産党を含む)した方が良い
と思っております。しかし共産党とは共闘してほしくないとの意見もあります。
少なくなった民進党が内輪もめしていたら、国民は見放すことでしょう。この代表選で3人の論戦を聞きさすが
民進党と共感を持てる党になってもらいたいです。岡田代表も何年後か総理大臣になってほしいと思っております。
大変お疲れ様でした。 -
宜しくお願い致します。
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その通りだと思います。
今民進党に求められていることは、反自民党の人たちの心を集結させて自民党(安部)をぶっつぶすこと。そのためには今の民進党だけで戦えるなどと夢にも思ってはいけない!!
国民のほとんどが今の自民党の動きに危機感を覚えているのに動けないでいるのは、民進党への不信感もまた、相当に根深く、腹立たしいものであるから。
そんな中、「だれだれとは手を組まない!」などと不遜な態度を示し続ける今の候補者たちを見て、心ある国民の多くがまた、民進党への不信感を募らせていっていること、私たちの絶望をもっと知ってほしい。
今は建前の論理だとか、カッコつけとか言っている場合じゃない。本当に憎むべき相手を叩き潰すために反自民が集結して、戦う姿勢を国民にはっきりと見せること。それ以外に道がないと思い知ることだ! -
蓮舫さんが代表になった場合,どのように今の民進党を変えられるかが問われる代表戦だと思います。立候補者だけでなく,民進党の党員やサポーターの誰もが感じていることは,「この先果たして民進党が政権を担当できるのか?」ということだと思います。候補者には,「共産党fは左寄りだから」とか「天皇制を否定する政党とは共闘できない」とか共闘できない理由を声高に言っている人もいます。これから民進党が真に民意を反映した政治を行うというのであれば,まずは政権を取らなければなりません。「できない理由」ばかりを上げていても何の解決にもなりません。はたから見ると,その姿勢は単に「自分の好き嫌いで判断している」というように感じます。かつて,政権を取った時に国民の期待に沿える政治ができなかったという反省があるのなら,もっと度量を大きくもって前に進むことを考えなければならないと思います。ここ数年の共産党の方向転換ともいえる現実路線は,国民の心を捉える英断に映ります。志位さんも万年野党というレッテルを外して現実的な実効性を考えて野党共闘を提唱しているのだと思います。物事を柔軟に考える姿勢は人々の心を捉えます。自民党の暴挙ともいえる数々の政策や決定に対して真に戦える野党という安心感や信頼感が持てる政党に変わってほしいと願っています。
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民進党代表選挙において、最大の論点は、野党共闘を推し進めるのか、選挙協力も行わないのかだと思います。7月の参議院選挙でも、野党がばらばらであれば、1人区は数人しか当選できなかったと思います。出口調査などでも、統一候補は、4野党の比例票の合計よりもたくさんの支持を集めました。自民党の憲法破壊の危険な政治をやめさせるために、野党共闘の前進をする意志のある候補に代表になっていただきたいと思います。
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参議院選挙は、東北、北海道では圧勝でした。岡田党首のリーダーシップがあったらこその成果です。
アベノミックスの失敗は、地方の人々は肌で実感しています。さらに今の安倍一強体制で、憲法が壊され、民主主義が危機に瀕していること、なによりも安保法制強行の許されざる暴挙などに危機感を抱いた国民が「野党は共同」を求めたからです。もし「統一候補」を立てなかったら、民進党は惨敗していたでしょう。
民進党の今回の選挙の候補者のなかには、つい先日のこの国民的な経験をすっかり忘れてしまい、「共闘をリセット」するとか、「憲法、天皇制、自衛隊、消費税などが一致しなかれば…」とわけのわからない人がいます(だったら野党ではなく自民党と連立を組むのですか?)。
民進党は、この前の選挙の民意をどうして理解できないのでしょうか。
国民的な経験をふまえて前にすすめない民主党の代表選挙になるなら、国民の不信をかうだけです。
民進党さん、もっと国民が何を望んでいるのか、今日本がどんな危機に直面しているのか、もっと真剣に考えて下さい。なによりも「国民の側」に立って、安倍政権との対抗軸を明確に示さないと、民進党の再生はないでしょう。
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3人共に外交戦略や非核戦略についての考えをまだ説明されていないと思います。
先輩方が構築され、現在は揺らいでいる「平和と民主主義」に対する考え方は避けてとおれないと思います。 -
健全野党の前進を願う老人から一言
安倍自公政権の危険性に対抗し、国民にとって立憲主義をとりもどし、弱者を救う政治を目指すための選択を真剣に考えていただきたい。共闘については、参院選で一定の前進を発展させるのか、反共でとん挫させるのか国民の意思をどれだけ組める党首が生まれるのか、民進党の選択はこれからの日本のかじ取りにとって重要な決断です。政権担当の失敗を真剣に総括すること、そして国民に説明し方針を明らかにすること抜きでは信頼されません。ぜひここにメスを入れ一強独裁政治に対抗できる野党の共同を追究していただきたい。 -
岡田代表がおっしゃられているように、民進党代表選挙において、野党協力ついての討論は重要であると思います。政権構想、あるいは、選挙協力について、ぜひ議論を深めていただきたいと思っています。衆議院選挙の小選挙区における候補者調整は必要と思われます。
さらに、討論において、民進党は、与党政権とどこが違うのか、民進党はどういう世界像・国家像を目指すのかということを、国民のみなさんに提示して行くことも大切であると思います。
すなわち、7月の参議院選挙において岡田代表が一貫して問い続けていたように、日本は、憲法を改正し、フルスペックの制限のない集団的自衛権行使を目指すのか、あるいは、日本は、平和主義を維持するのかという選択肢を、常に国民のみなさんに提示し続けることが大切であると思います。
その前提として、日本は、アメリカ、中国と、どのような関係を築いて行くのか、アメリカ一極化を維持するのか、あるいは、中国も含めた多極化を受け入れるのか、という議論が必要であると思われます。
代表選挙においては、ぜひ大局的な世界像・国家像に関する討論もお願い出来ればと存じ上げます。
引き続き、民進党主導による野党協力並びに政権交代を支持、応援させて下さい。 -
強大な与党に対しては選挙協力は必須ではないでしょうか。単独でも勝てるには、無党派層を動かせる政見と候補者のために活動してくれる多くの協力者がいなくてはならないのではないでしょうか。今の民進党にこの力があればこの前の参院選で負けなかったと思います。
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岡田代表がおっしゃられているように、民進党代表選挙において、野党協力について討論することは重要であると思います。政権構想、あるいは、選挙協力について、ぜひ議論を深めていただきたいと思っています。衆議院選挙の小選挙区における候補者調整は必要と思われます。
さらに、討論において、民進党は、与党政権とどこが違うのか、民進党はどういう世界像・国家像を目指すのかということを、国民のみなさんに提示して行くことも大切であると思います。
その際、民進党は、「民主主義を守り、発展させる」ということを党の理念の重要な柱としていただきたいと思っています。
憲法違反の集団的自衛権、そして、それを容認した閣議決定と安保法制を廃棄し、立憲主義を回復すること、また、政府の介入を許さず、報道の自由を回復することは、重要な民主主義の要素です。なぜなら、立憲主義と報道の自由は、国民の権利と自由を守る要(かなめ)だからです。
また、憲法改正の議論においても、民進党は、民主主義を前進させる改正には前向きに取り組む一方、民主主義を後退させる改正には断固として反対するという基本的基準・立場を取るべきであると思います。
さらに、私は、日本政府は、中国に対し、民主化と基本的人権保護を勧め、求めて行くべきであると思っています。中国が、今後さらに深刻化する国内の利害対立や社会問題を解決するためには、民主的政治システムの導入と基本的人権の保護が必要だからです。
なお、この点に関しては、民主主義を自国のアイデンティティとする台湾との協力も考えられるかも知れません。
いずれにせよ、対外的に民主主義の拡大を勧め、求めて行くためには、まず何よりも日本国内において、健全な民主主義を回復することが必要です。日本自身が、民主主義の手本・模範となるべきです。
これまで、日本では、権利と自由よりも、経済的受益や福祉の充実が強調されがちでした。しかしながら、民主主義を回復し、国民の権利と自由を守ることこそが、全ての国民の一般福利の前提になります。
理念や政策を異にする野党4党が、妥協と連携により、協力することも、まさに民主主義の理念に沿うものです。
引き続き、民進党主導による野党協力並びに政権交代を支持、応援させて下さい。
アメリカの意向、労組の意向、多様な党員の意向、をすり合わせ、野党共闘に持っていくには相当の苦労と知恵が必要とされると思います。でも選挙のことに限って言えば、共闘なくして勝利はありえません。むしろ、もう一歩踏み込んで野党間の政策の違いを埋めていくような大きな努力を望みます。アメリカの誰のいうことを聞くのか?もうちょっとソフトな路線はとれないのか?独立国家としての日本の野党共闘を呑み込む大きなビジョンはとれないのか?アメリカのジャパンハンドラーからもTPPや憲法改正の指示が出されているようですが、国民はそんなことは望んでいません。市民連合と野党共闘により安倍政権を倒し、アメリカの穏健派と手を携えて、強欲資本主義の餌食になるのを食い止めることができるのは、民進党以外にないと思っています。しかし、国民を裏切ると選挙でつけが回ってくると思います。民進党に足りないのはその危機感です。